いま咲く花たちの朝
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📷2022年9月21日:夜半には雨が上がっていた。それでも、滴を蓄えながらまだ咲くことを止めないタマノカンザシ。
季節が追いかけてくる。タマノカンザシの方にしても、そうのんびりと咲いてはいられない事情があるのだろう。
先日の日記では、一茎目の花が咲く様子を「一つが咲くと一つがしぼみ、また一つが咲くと一つがしぼむという咲き方を繰り返す。」などと記した。
次から次へと競い合うように咲いていく二茎目の花たち。その一気呵成に咲いていく様が、秋の訪れを物語っているようだ。
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📷2022年9月21日:いま、目に見えぬほどの歩みで坪庭を侵食していくヒメフウロソウ。顔に似合わぬもののふ振りだことよ。
思い出したかのように、ひとつ、またひとつと花開く白花のヒメフウロソウ。
ひとつ、またひとつと昔のことがメモリから零れ落ちていくヒト属とは異なり、なんとも羨ましいほどの生産性に満ちている。
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📷2022年9月21日:クサボタンが咲き進む。秋の深まりとともに咲き進む。
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📷2022年9月21日:先日の強風のためであろうか、弄ばれてその顔を日に晒していた。
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📷2022年9月21日:くる、くる、精一杯四裂した萼片を反り返らせ、明日の姿を思い描いている。
俯いてばかりのクサボタン。内向的な性格かと思えば、決してそんなことはなく、つかの間、天真爛漫な微笑みを見せることだってある。
だが、たかだが10㎜ほど、大きくても20㎜もない、とかく目立たぬ花なので、屈託のないその姿を知るものは数少ない。
その時を待つ花の朝。さて、君はどんな姿を見せてくれるのかな。
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📷2022年9月21日:このように群れて咲いている。君は、誰?
もう、ひと月ほど、いやもっと前からだっただろうか。坪庭に見知らぬ草がにょきにょきと成長してきた。
何度か、Googleレンズに尋ねた。すると、決まって「ツユクサ科」との答え。「イボクサ」が有力だとの応答も。
それ以来、不思議に思いながら抜きもせず、そのまま見守っていた。たとえ雑草であっても、花の顔を見てからでも遅くない。気に入らなければ抜けばいいと、気楽なものだ。
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📷2022年9月21日:おやっ、このつぼみはホトトギスのそれを思わせるのだが・・・。
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📷2022年9月21日:一番大きな株の丈は、16~7㎝ほど。
今朝(9/21)、久しぶりにまじまじとその顔を見た。すると、ほらっ、かつてよく見たホトトギスのつぼみのようではないか。全長16~7㎝ほど、えっ、こんな小さなホトトギスの仲間、あったっけ?
何度となくGoogleで画像検索を繰り返し、Googleレンズにも尋ねた。今度は、「ヤマジノホトトギス」だという。
なんでヤマジが空から降ってきたのだろうか。疑問は疑問のまま残り、胸のつかえも下りぬまま、もう少し、せめて花がほころぶまで様子を見ようと解答は留保したまま、この日記を投稿してしまった。。。