東側に位置する坪庭、ここは朝早くから日が当たるのだが、それも午前中まで、正午を過ぎるとともに陽が遮られる。
もちろん、直射日光が当たらないとはいえ、最近の酷暑の夏の暑さには変わりがない。
それでも、ここで山野草たちは与えられた命を全うしている。
その中の一つが、このニホンサクラソウの里桜だ。
日本桜草、古来から日本各地でその姿を見ることが出来たが、いまでは野生の群生を見ることは少なく、埼玉などの一部に限られるという。
栽培が隆盛を極めたのは江戸中期と言われ、いわゆる古典園芸植物の一つとされる。
どうだろう、断言はできないが、伝統的な品種には一重のモノが多いと思われるが、近年、八重咲きもかなり出回っている。
この里桜は、丸弁の八重咲き品種で、株が大きくなるとともに弁数も多くなる傾向があると言われている。
猫の額に来て三年目、まだまだ株は小さい。これからに期待したい。
さて、似て非なるものというテーマだが、かつてコメントを頂いたその返信に次のように記したことがある。
ユキノシタ科 ズダヤクシュ(ティアレラ)属の多年草です。
全体的な印象は、グラウンドカバーとしてよく使用されるヒューケラとよく似ていますね。
こちらもユキノシタ科ですが、ツボサンゴ(ヒューケラ)属となるようです。
では、何が違うのか?
一番大きな違いは花の形、ヒューケラが壺型なのに対して、ティアレラはご覧の通り、全開した五弁花(星型)となるようです。
何度もお目にかけている全開した五弁花(星型)のティアレラの花をアップで。
📷2022年4月16日:小さな花が鈴なり。全開した五弁花でしょ。
はい~、猫の額のヒューケラ、やっと咲いたよ。ご覧の通り、壺型の小さな花が咲いてるでしょ。
📷2022年4月16日:背景には自らのカラーリーフが。目を凝らしてみると、確かに壺型の花だね。
ティアレラと、ヒューケラと、それからニホンサクラソウ、みんなちがって、みんないい
って感じでしょうか。
う~んっ、大ばいわし食いてぇ~なぁ~~~!
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