主夫の朝は忙しい。炊事、洗濯、掃除と、次から次にミッションをこなしていかなければならない。あっという間に、時間は過ぎて行ってしまう。
居間の掃除の前にベランダを覗くと、いまにも破裂しそうな桃色キキョウのつぼみが目に留まった。パッカ~~~ンと破裂しそうなつぼみ、何度となく見たことがあるのだが、その瞬間に遭遇した試しがない。こやつらは、ヒト属の気配を感じ取るのであろうか。そうだからして、「決してお前たちに、その瞬間など見せてやるものか!」なんてことになる。
とはいえ、まだミッションの途中だ。気に留めて作業はしていたつもりなのだが、妻とともに朝食を済ませ一息ついていたら、もう9時を回っていた。後片付けをしベランダに出てみると、すでにバルーンは破裂していた。そう、また、見逃してしまったのだ。
すでに破裂してしまった桃色キキョウを撮っていると、ナニモノかの忍び笑いの気配を察知した。
「ナニモノであるか!」--誰何すると、それは紫キキョウであった。
キキョウ属は、どうもヒト属には冷淡のようである。
坪庭に仮住まいするタマノカンザシの八重である。早々に花茎を二本上げ、今年は期待できるぞと勢い込んでいると、ご存じの酷暑の襲来である。大きな葉が次から次へと葉焼けしたような状態となり、豆粒ほどのつぼみも成長することなく萎んでしまった。
来年のことを思い、「咲かぬと花茎をちょん切るぞ!」とばかりに2本もろともに剪定してしまった。
しばらくすると、3本目の花茎が上がってきた。気にする気配を見せると、どんなレジスタンスが惹起するか知れやしない。気配を消し、見るともなく見ていると、ご覧の通りの様相を呈してきた。右手を握り、「いけるかも!」と、小さなガッツポーズ!
タマノカンザシの花期は、7~9月頃とされている。今日は9月7日、まだ大丈夫? 「もちろん、大丈夫よ!」 今後、35度越えなんてこともなさそうだし、いけそうだね。
神出鬼没! 水場の辺りで咲いていた斑入りツユクサであったが、なんと坪庭の方へも進出してきたようである。
そう、この種の植物は気を許してはいけない。それこそ、神にでもなった気持ちで厳正なる育成管理を心がけておかないと、辺り一面がこの種属に蹂躙されてしまう。
しかし、愛らしいね。ツユクサは。白花もいい。アッ、そう言えば、白花の斑入りツユクサはまだ見たことがない。もちろん、存在するのだろうね。
軽い気持ちでG先生に問うてみると、とあるオークション・サイトで3,625円という高値で落札されていた。う~ん、恐るべし。オークション・サイトにないものはない! 人の優しさ、そして、愛を探してみようかな。。。
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