「1週間のご無沙汰でした。」--歌番組の軽妙な司会で名を馳せた玉置宏氏の名フレーズ。ご存じの方は、それ相応にお年を召していらっしゃることであろう。
そう、これほど長く投稿を休んだのには訳がある。猫の額の庵主同様、かなり痛んできた陋居の修繕に手を染めていたからである。
そうは言っても、家の修繕などまったくもって門外漢であるからして、障子の張替えを主に、その他、家具などの擦り減った部分のニス塗りなどで時を費やしていた。
昨日(11/20)は、家人が髪を切りたいというので行きつけの美容室に連れていき、その合間を縫って入間川の土手をしばしウォーキング。
空にはサギが舞い、土手には枯れ尾花がたなびくばかりで、その場はそそくさと引き上げ、9月26日に開業したイオンの「そよら武蔵狭山」を探訪してみた。2階の専門店街はまだ時間外だったが、1階の食品や衣料品売り場をざっと一回り。めっちゃ広くてウォーキングの歩数は稼げたが、日常的な買い物にはちょっとしんどそう。
フジバカマが秋の深まりをその身に刻み、イソギクは煮え切らない咲き方で晩秋を彩る。
カワラナデシコに至っては、ミッションを終え次のステージを求め地に伏す花茎と、寒冷なにするものぞとつぼみをたくわえ花茎を伸ばすモノとが拮抗している。
ベランダでは、鉢植えのキバナホトトギスがジミ~に三稜形の蒴果を育んでいる。
昨年もそうであったが、ころはよしと蒴果を摘んでみると、なかに種はなかった。今年はどうであろう?
同じベランダに仮住まいしているバイカオウレン、あの球形の異物は大きくもならず、かと言って朽ちもせず、時が止まってでもいるようにただただそこに寓居している。
つぼみであってくれたらと思う反面、えっ、一つだけかよとの思いもある。
実にも恐ろしきは、ヒト属の欲の深さよ。
フジバカマ、白花フジバカマ、菊葉フジバカマ、羽衣フジバカマたちの秋が終わりつつある。
鉢の表面を見ると、新たな芽が萌している株もある。そうだ、いまのうちに植え替えてしまおう。いっそのこと地上にしてしまえ。
ベランダ脇のウナギの寝床状の小庭がターゲット。
まず、その位置に仮住まいしていたクリスマスローズやナンテンの実生を引っこ抜く。よっこらしょっと小1時間ほどで植え替え終了。
実生のナンテンは1メートルほど場所をずらしたが、無理矢理元の鞘に納めた。
困ったのはクリスマスローズだ。この地に、地植えするスペースはもうない。超過密状態なのだ。
鉢上げだな。そうと決まれば、ささっと一鉢仕上げ、さらに、窮屈そうだったタニガワコンギクも鉢増してみた。それにしても、キク類は強い。すでに脇芽がいっぱい出ていたよ。
📸2023年11月12日:5ブロックに分けてみた。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)📸2023年11月6日:右上のユキワリイチゲ。
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📸2023年11月12日:右下のブロックの一葉。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)📸2023年11月15日:中央の大きな塊。ここが端緒!
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📸2023年11月12日:左から2番目の二葉。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)📸2023年11月12日:いま、まさに、地を割る瞬間。
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ユキワリイチゲ(雪割一華)ーー キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。いまだ雪の残る早春に、いち早くほころぶ春の妖精である。
地上部がまったく見えなくても、その営みは日々弛むことなく続けられている。
ある日、その倦むことのない営みが実を結び、にょき、にょきっと土を割る。
今日は、フリースを引っ張り出した。
午前中の外気温、やっと9度ほどになったようだ。最高気温は11度が予報されているが、これって、真冬並みといいてもいいほど。やはり、今年は秋などなかったようだ。
つい先ごろまで咲く気満々だった甘木リンドウ 心美シリーズの舞だが、どうも心変わりをしそうである。
このつぼみはまだ健やかそうなのだが、この構図からちょっと外れたつぼみなどは萎れ始めている。葉の色も赤みが差してきたようだから、徐々に次のステージへの準備を始めたようだ。
ヒメノコンギクのつぼみに舌状花が萌している。ちょんと伸びたその花の先端が、藤色に染まっている。なんて爽やかなんだろう。
だが、時とともに、その藤色が淡く、儚く、退色していき、やがてはその面に藤色を留めることなく白さが際立ってくる。これが、このヒメノコンギクの素の姿なのだろうか。
気分がよければ、真冬を除いて一年中咲いているような気がする。
しばらく顔を見せていなかったが、もはや夏日も遠のき、「やっとワタシの出番が来たみたい」とでも思ったか。
でもね、一般的に、花咲く時期は10月くらいまでだというから、かなり頑張り屋さんなのかもしてない。
ついこの間まで夏日が続いていた。ところが、今日(11/11)、関東甲信の山沿いでは雪、東京では木枯らし一号も、との報道がなされている。
「秋だというのに~~」なんてタイトルにしてみたが、秋などすっ飛ばして初冬ってことなのか。
「秋だというのに🎵 恋もできない🎵 メランコリー🎵 メランコリー🎵」--いや、いや、むしろ、恋などしてる場合じゃないですよ、梓みちよさん。
そちらの国はいかがですか? 旅立たれて三年ほどになりましょうか。この季節になると、この曲を思い出してます。
そう、猫の額では、秋だというのに変化朝顔が咲くことを躊躇わず、いまだに妍を競っている。いや、確かに、往時の咲き具合とは比べ物にはならないけれど、それでもここにアップした画像は11月7日から11月10日に撮ったものなのである。
でも、今後はやっと平年並みの気温になるというから、これが今年の変化朝顔の見納めとなるのだろうね。
盛期には見せることのなかった形、そして色であった。
さすがに、これで、今期の変化朝顔は見納めとなろう。
名残りの変化朝顔、最後まで粋なことをしてくれるねぇ~。