狭い庭には棲み飽きたとばかりに、カリガネソウやら、ホトトギスなどがフェンス越しに種をばら撒こうとしているのかな。
カリガネソウ、いやはや、よく増えるのである。犬走りなどにも移転してもらったが、平気な顔して年を重ねている。
とは言うものの、2,015年調査による京都府レッドデータブックによると準絶滅危惧種に指定されているらしい。生存に対する脅威として、「林道の新設・拡幅、園芸採集」が記されていた。山野草にとって、自然はかくも深刻な状況になっているのだろう。少なくとも、園芸愛好家たるものが、自然の中で生きる草々を採集しちゃ~いけないよ。
過酷だった夏が終わり、いく分気候が穏やかになった頃、小さなレイアウト変更をした。上段に住まわっていた大株のクリスマスローズを引っこ抜き、そこへ二段目に仮住まいしていた八重咲きタマノカンザシを移し替えた。クリスマスローズは株分けし、半分はお向かいさんに里子に出し、残りは鉢植えにしたり、南側の小庭に移した。
この時期、それでなくとも殺風景な坪庭が寒々とした様相を呈している。それでも、目を凝らして覗いてみると、小さな変化が所々に垣間見られる。
トウゴクサバノオは常緑であったのか。今年、こぼれ種からの発芽であったが、さして大きくもならず日月を重ねいまがある。そこに、茶褐色の新葉が萌してきている。来春は花が見られるといいのだが。
ユキワリイチゲだが、鉢から地植えにした折、四つほどの根茎を確認したが、いま、こんな状況でいいのだろうか。初めてのことなので手探りで育てている。
アケボノソウは面倒な草であるらしい。一昨年購入し花を楽しみ、その年できた種をたくさん、たくさん播種してのであるが・・・・・・。昨年、一年苗が各所で萌え出てき、今年、花を期待しながら相応に育っているとほくそ笑んでいたが、夏の酷暑でことごとく枯らしてしまった。
上記写真の通り、数か所で一年苗が生き残っていたが、来年はどうなるか、花見せてくれるのかな。