Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

山野草にも、季節の悪戯が、そこここに感じられるのだが・・・

2023年11月10日 13時30分50秒 | みんなの花図鑑

 📸2023年11月9日:甘木リンドウの花が終わった。いや、待てよ。つぼみが・・・。
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 📸2023年11月9日:タツナミソウも、この時期に花をほころばせるやつがいる。
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 📸2023年11月9日
 タツナミソウと、ヒメノコンギクとが一つのフレームに納まる。
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 📸2023年11月9日:剪定したシモツケにも、まだ花が咲く。これは別に珍しいことではない。
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 世界中から異常気象にまつわるニュースが飛び込んでくる。豪雨と干ばつ、寒波と熱波、想像を絶するハリケーンや突風、竜巻、ダウンバーストなど、数え上げたら枚挙にいとまがないほどだ。
 もちろん、このような気象の異常は、動植物を問わず、目に見えない形で生体に影響を与えている。
 水産業では、各漁港において捕獲魚種の変化が顕在化して久しい。魚種交代などというのだが、その一例をあげる。東北では、サケやサンマは一向に姿を見せず、全国的に減少傾向のあったタチウオの漁獲が増加し、明石など瀬戸内で不漁傾向のあるマダコの水揚げが伸びている漁港があるという。
 な~んて、大袈裟な話じゃないのだけれど、植物を育てていると身近にそんな光景を目にすることも多い。その花が咲き出す季節じゃないのだけれどまた咲いてくれたなどという返り咲きやら二度咲きなどは、草本、木本にかかわらず花芽分化の早いものや不安定なものによく見られる現象だ。
 高山性の植物(山野草)を都市部で咲かせてやろうなどといったこと自体無謀なことなのだろうが、気象条件だけが原因ではないにしても、こちらの分野では絶滅危惧種が増える傾向にある。まぁ、僕の場合はへたっぴーだから、購入しちゃ枯らし、枯らしたらまた購入するっていうサイクルが定着しているのだけれど・・・・・・。

 📸2023年11月10日:バイカオウレン(梅花黄連:キンポウゲ科オウレン属の多年草)
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 📸2023年11月10日:ちょっと真剣に根元の辺りを撮ってみた。この饅頭のような形状は?
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 昨日(11/9)、何の気なしにバイカオウレンを撮ってみた。そう、11月4日に新葉が萌してきたとレポートしたあの株である。すると、撮った株の根元に丸い饅頭のような形状が見えたのでトリミングしてみた。まさか、つぼみじゃないよね? そこで、今朝、再度根元を撮ってみたのである。
 実は、このバイカオウレンは今年の3月に頂戴したモノで、花が咲くまでのプロセスを見たことがない。図鑑などを見ると、花期は4月頃とされているが今春花は付けなかった。う~んっ、つぼみじゃないよね。つぼみじゃない! つぼみじゃない!

 📸2023年11月10日:イワチドリ(岩千鳥:ラン科ヒナラン属の多年草)
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 📸2023年11月10日:花も咲いていないのに何故かって? 
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 イワチドリ、地植えにして久しい。坪庭には十数本ほど植わっているが、なかなかよい風情なのである。
「花後は地上部は枯れて休眠に入る」と記述された図鑑もあるが、今年はこの時期まで枯れもせず、その上ついぞなかった実までたくわえている。まさか、種で増えることないないだろうが、裂開するまで見守って、あわよくば種を手にしてみたいと思う。


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街を流して、二つ、三つ、草花やら花木やらを撮る!

2023年11月09日 15時00分20秒 | みんなの花図鑑

 📸2023年11月8日:ゴンズイ(権萃:ミツバウツギ科ミツバウツギ属の落葉広葉/小高木)
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 📸2023年11月8日:けっこう高い木だったので、細かな表情まではわからなかったが・・・。
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 📸2023年11月8日:目いっぱい寄って見ると、相変わらずの道化顔が見て取れた。
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 この日(11/8)は、家人がふた月に一度定期的に通うS病院の診療科へ。いつもの通り、Kカーで送り届けると、周囲を小一時間ほどブラ散歩。
 9時20分頃、病院を出て、F公民館を目指す。この公民館の裏には雑木林がある。その林のちょっと開けた空き地で、昔、青年(もちろん、男女含む)だったであろう方たち二十人ほどが、輪になってラジオ(?)体操をしていた。周囲は藪と化している。撮るものさえなく林を抜け、ふと上方を見上げると、ゴンズイの実が特徴のある道化顔をひけらかしながら燥ぎ回っていた。

 📸2023年11月8日:シュウメイギク
 (秋明菊:キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草)
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 📸2023年11月6日:オトメツバキ(乙女椿:ツバキ科ツバキ属の常緑高木)
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 僕のブラ散歩には、買い物が付き物だ。どっちがメインだかわからないが、この日も、ちょっと足りないものを二つ、三つ買い足すためにディスカウントスーパーに立ち寄った。
 その合間に、花の写真を撮る。とあるお宅の軒下では純白のシュウメイギクに出会う。また、通りすがりのお宅の庭には、オトメツバキが往来する人々に興味深げな視線を送っていた。
 なかなか取れ高が上がらない。季節的に言っても、徐々に花が少なくなってくる。尺が足りないままだが、買い物も済んだので今日はこのまま病院へと取って返す。
 あららっ、あちこちを小一時間ほどぶらぶら歩き回ったのだが、まだ診療室には呼ばれていなかった。診療ナンバーは6番目だが、まだ3番目の方が診療中だ。午前中に帰れれば御の字といったところだろう。


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ほんの少し智光山公園に立ち寄る ~薔薇園、そして花木園の辺り~

2023年11月08日 14時20分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2023年11月6日:8日は立冬だという。もう、秋バラとは言えないかな?
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 📸2023年11月6日
 気高ささえ感じられる黄色のバラが「撮れ!」と一言呟いた。
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 薬草園を後にして薔薇園へと向かう。
 月曜日だというのに人が絶えない。ほらっ、公共の施設だから、基本、休演日なんだよ。だけど、締まっているのは緑化植物園の事務所だけ、公園内には来る人拒まずって感じだ(困ること、事務所のユニバーサルタイプのトイレが使えないこと。あれ、他にこのタイプのトイレ逢ったっけかな?)
 もちろん、薔薇は美しいとは思うのだが、どうもこの絢爛さには気が許せない気がして・・・。

 📸2023年11月6日:ぶら下がり系、あのハンカチの木の果実である。
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 📸2023年11月6日:ツクバネガキとあったが、ころっとして意外と丸顔であった。
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 薔薇園のすぐ脇に植栽されているのが、この植物園の名物の一つでもあるハンカチの木だ。確かに、真っ白な苞の美しさには目を奪われる。
 その周辺にはツクバネガキもある。もっと、先端が尖がっているのではと思っていたが、この植物園のツクバネは意外と丸顔であった。

 📸2023年11月6日
 トウカエデだと思うのだが、この木だけが赤みを帯びて。
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 📸2023年11月6日:イチョウの葉さえまだまだ青さが色濃く残っている。
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 📸2023年11月6日
 園内の雑木林、秋色の乗りがほんの少し感じられるだけ。
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 秋が感じられたのはトウカエデかな。黄や赤に染められて、先駆けて秋を纏う。
 芝生広場のイチョウ、この黄葉は一見に値する。もうしばらくお預けの様だが、頃合いを見計らってまた訪れてみるとしよう。
 ケヤキなのだろうか、この林も面白い絵が撮れるのだがまだ早かったかな。

 📸2023年11月6日:ガマズミの赤い実が季節を感じさせる。
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 📸2023年11月6日:葉にも秋が忍び寄っているようだが・・・・・・。
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 📸2023年11月6日:秋だって、そんなこと知ったことかと季節に抗う花序一枝。
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 📸2023年11月6日:ウメモドキ(梅擬:モチノキ科モチノキ属の落葉低木)
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 秋は花木の実も見所の一つ。今日、出会ったのはガマズミとウメモドキ。
 ドット、ドット、ドット、・・・・・・、色付きつつある葉のキャンバスに、真っ赤なドットがヒト属の心をとろかす文様を描き出す。


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ほんの少し智光山公園に立ち寄る ~薬草園の辺り~

2023年11月07日 10時58分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2023年11月6日:クコ(枸杞:ナス科クコ属の落葉低木)
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 📸2023年11月6日:ほんの数輪だが、まだ咲き残っていたよ。
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 サイボクに買い物に行った帰り、ほんの少し智光山公園の都市緑化植物園に立ち寄ってみた。
 里には、まだ紅葉は下りていなかった。薬草園を覗くと、クコの花が数輪咲き残っていた。
 7月頃から咲き始め、霜が降りる頃まで花を付け続けるという。まだまだ花期のうちってことらしい。

 📸2023年11月6日:モモ(桃:バラ科モモ属の落葉広葉/小高木)
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 小さな白いドットが目をかすめた。なんだろうかと近寄って見ると、モモの花のようである。
 一般的に、旧暦のひな祭りの頃に開花するといわれるから、だいぶフライング気味だ。異常な気象が体内時計を狂わせているのかな?

 📸2023年11月6日:さねカズラ(実葛、核葛:マツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本)
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 📸2023年11月6日:ものはづかし気に、御簾の陰から下界を垣間見る。
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 ビナンカズラ(美男葛)ともいう。古から身近な植物とされ、歌にも数多く詠まれていたとか。

 さね葛 後も逢はむと 夢のみに うけひ渡りて 年は経につつ(万葉集第11巻:2479番)
 訓み:さねかづら のちもあはむと いめのみに うけひわたりて としはへにつつ
 現代語訳:きっと逢えわよね、な~んて夢の中で祈り続けていたんだけれど、まだ逢えずに歳月ばかりが流れ過ぎてしまったわ
 柿本朝臣人麻呂之歌集 作者不詳

 この類の歌は、サネカズラがつる(蔓)性であるってことがキーポイントらしい。サネカズラが逢うにかかる枕詞ってことなのだろうか。どこまでも、果てしなく、うねうねと伸びていくつるとつる。いつかはきっとそのつるの先と先とが相まみえ、絡み合うっていうイメージなんだろうね。
 ところが、僕の場合、この実を見ると和菓子の一つを思い出す。色は違えど、あの鹿の子のように見えはしまいか。な~んだ、情緒もへったくれもないなんておっしゃいますな。色気よりも食い気、そう、食い意地ってやつも、ヒト属の健全(?)なる欲の一つなのであるから。


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山野草 ~もう、来春の準備が始まっている!?~

2023年11月06日 19時35分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2023年11月4日
 バイカオウレン(梅花黄蓮:キンポウゲ科オウレン属の多年草)
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 ぴょ~んっと伸びて、なにかが萌していた。おっ、バイカオウレンの新葉かな。
 こんな時期から来春の準備!? それとも、なかなか終息しない夏の名残りに、体内時計が狂ってしまったかな。

 📸2023年11月4日:ユキワリイチゲ(雪割一華:キンポウゲ科のイチリンソウ属の多年草)
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 こちらはユキワリイチゲの新葉を思える。11月頃から葉が展開するって言うのだから、さほど珍しい絵では無いのだろう。
 まだまだ数日、真夏日が続くらしい。先駆けたことを後悔しなければいいのだが・・・。

 📸2023年11月4日:トウゴクサバノオ(東国鯖の尾キンポウゲ科シロカネソウ属の二年草)
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 数年前に、大阪に在住する山野草の師匠に頂いた。
 今年、萌え出て今に至る。これも来春の準備なのだろう。
 常緑だという。ここまで生き永らえるなんてへたっぴーの猫の額の主にしては珍しい。

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