晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

弐千円札

2010年07月17日 | 日記
二千円札、普及進まず丸10年=薄れる存在感、健闘は沖縄のみ(時事通信) - goo ニュース


私もコレクション用に、弐千円札(新券)を持っているだけで大事に保存しちゃっています。
お釣りで弐千円札をもらったりしたら、すごく嬉しいんだけどもらえません。
確かに使いにくいんですが。

いったい、どこに消えたんだい?
GIVE ME 弐千円札・・・。


■弐千円札 オモテ面

首里城「守礼門」の絵を見ると、なんかこう ドキドキしませんか?(;´Д`)ハァハァ
沖縄、行きたい~!という気分になります。



■弐千円札 ウラ面

(当ブログやサイト内でも、以前書きましたが)

国宝『源氏物語絵巻』の「鈴虫」の一部が印刷されています。
光源氏が“冷泉院(れいぜいいん)”と対面する場面。

・左にいる男性が“冷泉院”(光源氏の秘密の息子。帝となるがこの時は譲位している)
・右にいる後ろ姿の男性が光源氏(実は冷泉院の父親。)




譲位後、『冷泉院』と呼ばれる上皇御所に暮らしたから、彼は“冷泉院”と呼ばれたわけで。
親子対面の場所は、『冷泉院』です。


この『冷泉院』跡地が現在の京都市内のどこかというと、二条城がある土地の北東部なんです。
世界遺産・元離宮二条城 公式ホームページ⇒http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/

※写真は2009年8月撮影。




二条城の北東部(京都市中京区竹屋町通堀川西入)の植え込みには、『冷泉院』跡(「冷然院」跡)をしめす石碑も建っており、説明板もありますよ。



「冷然院跡」の文字が。

世界遺産である二条城に行って、弐千円札を思い出すのも いとおかし。
弐千円札が普及するのが一番なんですが。(´∀`;)




*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*

■オマケ。

弐千円札のウラ面右下に描かれているのは『源氏物語』の作者である紫式部です。
(実は、紫式部の同僚女性であって、紫式部とは別人という説もあり。)
鎌倉時代に描かれた『紫式部日記絵巻』の一部分が元になっています。


 当方のサイト内、こちらもどうぞ。
『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』源氏物語ゆかりの地[正篇:光源氏の物語]>冷泉院跡 二条城と弐千円札・・・『源氏物語』<鈴虫>によせて




***********

弐千円札が出た当初は、不義密通の子と対面する場面を紙幣に使うなんてとんでもない!という説もありましたが・・・。

さらに、「鈴虫」の帖の一部であることには変わらないものの、絵と文章が全く違う場面という不自然さも指摘されていましたね。。。

紫式部の絵にしても、『紫式部日記絵巻』よりも石山寺所蔵の土佐光起の絵がイイ!という声もあったり。

まさか、こんなに普及しないなんて。



web拍手を送る

HP『花橘亭~なぎの旅行記~』に戻る> <コメントをくださる方は掲示板へ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする