7月に入った。蒲原平野の7月は私の子供の頃とは違って、非常に蒸し暑い。連日30度を越す真夏日状態だ。今年は特に暑く、樹木の開花も早い。5月にはまだ葉が開いていなかったネムノキがもうピンク色になって開花している。ネムノキは前回にも記した沢山の小さな葉が夜になると眠るかのように閉じるのでこの名前の由来がある。アカメガシワも開花が始まった。この花の開花の様子を私の友人が「線香花火」と言った。まさにその通りでである。シモツケや街路樹として道路脇に植えられているアベリアが開花していた。私たちの地方では、家の周りに風よけとしてよく植えられている「ヤダケ」が潟東付近の高速道路脇に沢山見られた。竹と言うが笹の仲間に分類される。ヤダケは昔、弓の矢に用いられたので「矢竹」といわれたと言うが本当だろうか。子供頃はこのヤダケを釣り竿に使ったものだ。常緑のヒサカキ(正月にサカキの代わりに神棚に供えられた)が存在感を示しており、潟東インター付近に特に多いアキグミは6月あんなに沢山の花を見ることができたのに、実が全くついていない。今年は不作だ。
画像の説明 ①弥彦角田山系と蒲原平野の夕方 ②ネムノキ開花 ③アカメガシワが開花始まる ④シモツケ ⑤アベリア⑥ヤダケ ⑦アキグミ