蒲原平野も11月に入り、朝晩すっかりと寒くなり、紅葉も弥彦角田山系の頂上付近は終わりに近く、晩秋の趣だ。新潟のコロナウイルス感染者は少ないが、時としてポツリと発生している。我が西蒲区はここしばらくは全く感染者は出ていないが、周りの人たちは用心に用心を重ねて努力している。先日新潟へ行った帰りに、海岸線と五ヶ峠を走ったのでその様子を紹介したい。
シーサイドラインを走ってみたが、海は穏やかで佐渡もよく見えた。この静かな日本海も、もうすぐ荒波を見る季節になるだろう。そこから振り返って角田山を見ると紅葉は盛りだが、頂上付近ではすでに終わりつつある。いずれにしても海や山も晩秋を感じる風景だ。(五ヶ浜の海ととそこから見た角田山の様子)
紅葉の盛りの五ヶ峠を走ってみた。弥彦角田山系の紅葉は標高が低いためそんなに鮮やかではないが、それなりに趣はある。山の中に入ると山道の脇の木々はそれぞれ今年最後の枝葉を紅葉させ、冬の準備に入っていた。12月からはこの山道も車の入山禁止となる。
五ヶ峠を越えて平野部に入った。弥彦角田山を背後にした平野部では稲刈りが終わり寒々としていた(上)。反対の越後山脈方面を見ると五頭連峰や粟ヶ岳はまだまだだが、その背後の飯豊連峰ではもう根雪で山頂付近は真っ白だった(下)。
稲刈りの終わった田んぼでは、多くの白鳥が飛来していた。田んぼに落ちている稲穂や雑草などを親子らしい集団が盛んに啄んでいた。今年は特に多くの白鳥が飛来している感じだ。いずれの白鳥も佐潟などを根城にして、近くの田んぼなどへ食べ物を摂取に行くのだ。ここ蒲原平野は彼らにとっては、極寒を避けるとともに春までの食べ物豊富な安住な地なのだ。
田んぼでは刈り取った稲株からすでに穂を出していた(下)。ただこれは寒さのためシイナ(受精せず実になっていない穂)状態である。上の写真にある田んぼも稲刈りができそうなほど黄色になっているが、これももう少しで褐色になって雪の下になっていくことだろう。蒲原平野の冬の到来もすぐですな。