コロナ禍で洛中にご無沙汰している間に等持院の改修工事が終わったみたいですね。
方丈で抹茶飲みながら庭園眺めてくつろぐひと時もいいけど、
一度は見てほしいのは霊光殿
足利歴代将軍の木造が安置されています。
やっつけ仕事ではなく歴代将軍の個性が何となく出てきているところが興味を引きます。
いくつかインパクトがある木造を紹介していきますと、
初代尊氏って昔の教科書では刀担いだ野人ってイメージ(実は高師直と言われる)なんですけど、木造では穏やかなイメージですね。
3代義満は期待を裏切らぬ髭親父
そして6代義教、足利歴代将軍は基本的にタヌキ顔です。でもこの人は眼光鋭い狐顔です。さすがに日本有数の恐怖政治を引いただけのことはある。規模はともかく手法はロベスピエールやスターリンにも匹敵します。ちなみにヒトラーは独裁者で様々な側近・軍部・党内の粛清や戦時下の虐殺行為が指摘されますが内政面では前者3名に比べると国民を慰撫することに力を注いでいて民衆から歓迎され意外と恐怖政治一筋ではない。
7代義勝、よく知られる子供将軍で一人だけ幼い木造はよく写真で紹介されています。
8代義政はなんか怪しい雰囲気です。天下の大乱応仁の乱を止められなかった将軍ですが、文化人として澄ました表情を出そうとしていたのか・・・。7代義勝の同母弟なんですね。室町時代で一番インパクトのある出来事と言えば応仁の乱でしょう。京都が被災した戦乱は保元の乱からWWⅡまで数々ありますが応仁の乱ほど京都を焦土にした戦乱を他に知りません。なお、日清・日露戦争は大陸で行われた局地戦でWWⅠはヨーロッパ戦線では総力戦でしたが日本にとっては局地戦で京都は被害を受けていないのでカウントしません。WWⅡでは京都の被災は少なかったのですが小規模な空襲が行われており無傷ではありません。この大乱の中を指導力を発揮できず重臣たちがやりたいようにやってきた、そんな中で自分の世界に引きこもり感があります。
15代義昭、最後の将軍で自分なりに幕府再興を目指してたんでしょうけど最後は諦めぴで豊臣秀吉の庇護のもとにはいっています。でも木像を見ると歴代の苦悩に比べるとふっきれた感があるかな?
コロナが終われば再び洛中に入り等持院で室町時代に思いをはせながら方丈で庭園を眺めてぼーーーっとお茶の時間といきたいですね。
方丈で抹茶飲みながら庭園眺めてくつろぐひと時もいいけど、
一度は見てほしいのは霊光殿
足利歴代将軍の木造が安置されています。
やっつけ仕事ではなく歴代将軍の個性が何となく出てきているところが興味を引きます。
いくつかインパクトがある木造を紹介していきますと、
初代尊氏って昔の教科書では刀担いだ野人ってイメージ(実は高師直と言われる)なんですけど、木造では穏やかなイメージですね。
3代義満は期待を裏切らぬ髭親父
そして6代義教、足利歴代将軍は基本的にタヌキ顔です。でもこの人は眼光鋭い狐顔です。さすがに日本有数の恐怖政治を引いただけのことはある。規模はともかく手法はロベスピエールやスターリンにも匹敵します。ちなみにヒトラーは独裁者で様々な側近・軍部・党内の粛清や戦時下の虐殺行為が指摘されますが内政面では前者3名に比べると国民を慰撫することに力を注いでいて民衆から歓迎され意外と恐怖政治一筋ではない。
7代義勝、よく知られる子供将軍で一人だけ幼い木造はよく写真で紹介されています。
8代義政はなんか怪しい雰囲気です。天下の大乱応仁の乱を止められなかった将軍ですが、文化人として澄ました表情を出そうとしていたのか・・・。7代義勝の同母弟なんですね。室町時代で一番インパクトのある出来事と言えば応仁の乱でしょう。京都が被災した戦乱は保元の乱からWWⅡまで数々ありますが応仁の乱ほど京都を焦土にした戦乱を他に知りません。なお、日清・日露戦争は大陸で行われた局地戦でWWⅠはヨーロッパ戦線では総力戦でしたが日本にとっては局地戦で京都は被害を受けていないのでカウントしません。WWⅡでは京都の被災は少なかったのですが小規模な空襲が行われており無傷ではありません。この大乱の中を指導力を発揮できず重臣たちがやりたいようにやってきた、そんな中で自分の世界に引きこもり感があります。
15代義昭、最後の将軍で自分なりに幕府再興を目指してたんでしょうけど最後は諦めぴで豊臣秀吉の庇護のもとにはいっています。でも木像を見ると歴代の苦悩に比べるとふっきれた感があるかな?
コロナが終われば再び洛中に入り等持院で室町時代に思いをはせながら方丈で庭園を眺めてぼーーーっとお茶の時間といきたいですね。