超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

Gene Linked to High Blood Pressure Discovered

2008年12月30日 21時53分29秒 | Weblog
MONDAY, Dec. 29 (HealthDay News) -- Researchers have identified a gene variant that may make people more likely to develop high blood pressure.

Although the variant was found in members of the genetically homogeneous Old Order Amish community in Pennsylvania, it is carried by about one of every five white Americans, said Yen-Pei Christy Chang, assistant professor of medicine, epidemiology and preventive medicine at the University of Maryland. Chang is a leader of the research group reporting the new finding in the current issue of the Proceedings of the National Academy of Sciences.

While the variant doesn't have an enormous effect on blood pressure -- it increases levels by about 3.3 points -- it may lead to better treatment of what is formally called hypertension, a major risk factor for cardiovascular problems such as heart attack and stroke, Chang said.

"We're now going back to the Amish again to study how these people react to different hypertension medications," she said. "This can help us find the best medication for hypertension in individual cases."

The discovery was made by use of a new technique called genome-wide association study, done on 542 members of the Old Order Amish, a group that is ideal for such studies, because its members are relatively isolated and share a similar rural lifestyle and diet.

University of Maryland researchers recently reported a different cardiovascular-related genetic variant in the Amish community -- a mutation that seems to reduce blood levels of the fats called triglycerides, thus lowering the risk of heart disease.

In the new study, the researchers scanned the total genetic complement of the Amish participants, looking for individual genetic bits that were associated with blood pressure reading. The scientists zeroed in on the gene variant dubbed STK39. They verified the finding by doing the same scans on participants in four non-Amish studies and a different Amish group.

The gene they found plays a role in blood pressure, because "it regulates the amount of sodium in your body," Chang said. Higher levels of sodium mean greater blood volume and higher blood pressure, she said.

It's not clear how great a role STK39 plays in the overall picture of high blood pressure or how important it might be in treatment of the condition, said Dr. Richard S. Cooper, professor and chairman of preventive medicine at Loyola University's Stritch School of Medicine in suburban Chicago, and another member of the research team.

"At this point, what is important is really a question of what it leads to next," Cooper said. "It is not a major determinant of blood pressure. We are trying to figure out in greater detail what the physiology of it is."

In such genetic studies, there are "two dimensions," Cooper said. "How does it work, and what is the science involved? Is there any way to act on it clinically? Many steps must be taken to determine that."

FDAが経口腸管洗浄薬に腎障害リスクの警告表示を要請

2008年12月30日 21時48分09秒 | Weblog
大腸内視鏡検査の前処理として腸管洗浄に使用される処方薬2種が、腎障害を引き起こす可能性があることが米国食品医薬品局(FDA)により報告された。

 FDAは、経口リン酸ナトリウム製剤Visicol(編集部注=日本では、日本人に適した製剤、用法・用量に検討され、経口腸管洗浄剤「ビジクリア錠」として販売されている)およびOsmoPrep(※日本国内未承認薬は英文表記)の2製品について、急性リン酸腎症(重症腎障害の一種)のリスクがあることを消費者に知らせる「ブラックボックス警告(最も強い警告)」を表示するよう要請した。

 FDA医薬品評価研究センターのJoyce Korvick博士によると、OsmoPrepの使用による腎障害は20例報告されており、このうち3例は生検により急性リン酸腎症であることが判明している。腎障害の発生時期は薬剤を使用して数時間後から21日後までさまざまだという。FDAは両薬の製造元である米Salix Pharmaceuticals社(ノースカロライナ州)に対し、REMS(リスク評価・緩和計画)の作成、リスクを知らせる患者向医薬品ガイドの配布、市販後臨床試験の実施を求めている。

 FDAはこのほか、C.B.Fleet社(バージニア州)が製造するFleet Phospho‐sodaなど類似の市販薬についても懸念を示している(ただし、下剤として低用量の使用は安全とのこと)。FDAはこれら市販薬を腸管洗浄に使用しないことを勧めているが、医師の指示によって使用されることもあるという。Korvick氏は、代替として腸管洗浄に利用できる薬剤にはGoLYTELY、HalfLytely Bowel Prepなどがあると付け加えている。(編集部注=C.B.Fleet社はFDAの警告を受けて、市販のFleet Phospho‐sodaの自主的なリコールを決定した)。

 2006年には、OsomPrepを除く経口リン酸ナトリウム製剤について、腎機能に障害のある患者は「慎重に使用するべき」との勧告が出ている。FDAは今回、経口リン酸ナトリウム製剤を18歳未満では使用しないこと、リン酸ナトリウムを含有する他の下剤と併用しないことを勧告するとともに、以下に当てはまる高リスク者は慎重に利用するよう呼びかけている:
・55歳以上の人。
・脱水症、腎疾患、急性結腸炎、排便遅延のある人。
・利尿薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシン受容体 拮抗薬(ARB)、場合により関節炎治療用の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)など、腎機能に影響のある特定の薬剤を使用している人。

 一方、リン酸ナトリウムに対する不安から大腸癌(がん)のスクリーニングを避けるべきではないとの指摘もある。大腸内視鏡検査によって多数の生命が救われているのは事実であり、極めてまれな合併症を避けるために、使用する製剤の種類や患者の条件に注意する必要があるということだと専門家は述べている。米国癌協会(ACA)によると、大腸癌は米国で男女ともに診断される癌の第3位となっており、今年だけでも15万人が大腸癌を発症すると推定されている。

スペインかぜ:原因遺伝子特定 新型インフル治療薬に道

2008年12月30日 21時40分02秒 | Weblog
1918年に流行し全世界で約4000万人が死亡したとされる「スペインかぜ」のウイルスが強毒性になった原因遺伝子を、東京大と米ウィスコンシン大が特定した。発生が予想される新型インフルエンザの治療薬開発に役立つという。米国科学アカデミー紀要(電子版)で発表した。

 スペインかぜはインフルエンザの一種。毎年流行するインフルエンザウイルスは鼻やのどで増えるが、スペインかぜウイルスは肺で増え、死者の多くがウイルス性肺炎だった。

 米ウィスコンシン大の渡辺登喜子研究員らは、インフルエンザウイルスを人工的に合成する技術を利用。8種類あるスペインかぜウイルスの遺伝子の組み合わせを変え、通常のインフルエンザウイルスに組み込み10種類のウイルスを作った。実験動物のフェレットに感染させ増殖の違いを比べた。

 ほとんどのウイルスは鼻でしか効率的に増えなかった。これに対し、「RNAポリメラーゼ」という酵素を作る4種類の遺伝子がスペインかぜのものを使ったウイルスは、フェレットの気管と肺でも増殖。完全なスペインかぜウイルスと同じように強毒性を持っており、この4種の遺伝子が強い毒性にかかわっていることを突き止めた。

 研究チームの河岡義裕・東京大医科学研究所教授(ウイルス学)は「4種の遺伝子が作るたんぱく質の働きを抑える薬を開発することが、新型インフルエンザ対策に重要だ」と話している。

~毎日新聞より~

ちょっとだけ期待が持てる記事かも。
ただ、タミフルも全国民に満足に行き渡らない国なので…
ご愁傷様です。

もし、新型インフルエンザが蔓延して足りないとなれば。。。
不平不満が爆発するなぁ…。

大気中の酸素定説より3億年以上前に生成

2008年12月30日 21時35分34秒 | Weblog
酸素が地球の大気中に存在するようになった時期が定説より3億年以上前にさかのぼることを、海洋研究開発機構と東京大学の研究チームが突き止めた。地球の大気がいつから酸素を含むようになったかは、生命の発生・進化を初め、地球の歴史を考える上で重要な問題だけに、今回の研究成果は大きな関心を集めそうだ。

研究成果は、日本、米国、オーストラリアによる太古代生物圏掘削プロジェクトで得られた。研究チームが研究対象としたのは、西オーストラリア州マーブルバー地域の掘削の結果、地下210-235メートルで見つかった赤鉄鉱化した玄武岩。酸化的な地下水が浸透することによって生成したと考えられた。この玄武岩を切る形で存在していた黄鉄鉱の年代測定結果から、玄武岩生成の前にできた黄鉄鉱の生成時期がわかった。この分析結果に加え、その地域の地殻変動を考慮すると、赤鉄鉱化した玄武岩は29億年前から27.7億年前までのどこかで酸化的な地下水によりつくられたと考えられた。

この結果は、定説より3億年以上も前に酸化的大気が存在したことを示しており、さらに玄武岩の化学組成変化を計算した結果、そのときの大気中の酸素濃度は現在の1.5%くらいであることも明らかなった、と研究チームは言っている。

地球の大気は二酸化炭素やアンモニアから成る時期が長く続き、酸素が増え始めた時期については、2000年のカリフォルニア大学サンディエゴ校による堆積岩の研究などから、24.5~23.2億年前という説が有力だった。

木星と磁場も持つ、太陽系最大の衛星「ガニメデ」

2008年12月30日 21時31分26秒 | Weblog
ハッブル宇宙望遠鏡は先頃、木星の衛星『ガニメデ』が、まるで「いないいないばぁ」をするかのように、巨大な木星の影に隠れようとする瞬間の画像を捕らえた。

木星の周囲を約7日間かけて周回する衛星ガニメデは、太陽系最大の衛星だ。水星よりも大きく、氷の岩でできている。

この画像は、見事に撮れているというだけでなく、木星の大気についての重要な情報も明かしている。巨大なガスの固まりである木星の後ろをガニメデが通過するとき、木星からの光がガニメデに反射し、木星の上空にかかっているモヤの成分である化学物質が何かを知る手がかりを与えてくれるのだ。

さらにこの画像では、ガニメデの表面に、アリゾナ州と同じ大きさの隕石孔『トロス』(Tros)と、その周囲に吹き上げられた物質からなる明るく光る帯が映っているのが見える。

科学者たちは、ガニメデの地下約201キロに、氷の層の間に挟まれる形で塩水の層が広がっていると考えている。そのさらに下には、液状化した鉄の中心核が存在し、その影響で、太陽系の衛星の中でガニメデにだけ磁場があると考えられている。

[探査機『ガリレオ』の調査結果などから、ガニメデの内部構造はいくつかの層をなしており、中心から、金属質の核、岩石の層、軟弱な氷の層、硬い氷の地殻という構造だと考えられている]

それでも月には水は存在する、米研究者が論文発表

2008年12月30日 21時25分46秒 | Weblog
NASAが1998年に打上げ、その後、約2年間に渡って月の観測活動を行った月観測衛星「ルナ・プロスペクター(Lunar Prospector)」の観測データの再分析の結果、月の北極の近くには固体化した水が存在する可能性があることが英米の研究者が学術専門誌「ICARUS」に発表した論文によって明らかとなった。

 この研究発表を行ったのは英ダラム大学(Durham University)のV.R. Ekeを中心とする英米3名の研究者から成る研究グループ。

 研究グループは新手法の分析方法を使うことによりルナ・プロスペクターの中性子線分光計による月面探査データを再調査することによって、特に月の北極の近くに水素が多く存在していることを再発見することに成功した(画像参照)。

 研究グループではこれらの結果から、水素が多く存在していることが確認された月の北極の部分には岩石1キログラムあたり10グラムの水が氷として含有されているものと見ている。

 NASAでは当初、月の南極にあるシャクルトン・クレーター(Shackleton crater)に氷が存在する可能性があるとして、2015年頃に予定されている有人月探査計画ではシャクルトン・クレーターに恒久的有人基地を建設することを計画。しかし、日本が2007年に打上げた月観測衛星「かぐや」による調査では、シャクルトン・クレーターからは氷の存在は確認することはできていなかった。

 今回、研究グループが発表した調査結果は「かぐや」の調査結果を裏付けるものともなっており、この調査結果が正しければ、将来予定されている有人月探査計画での着陸予定ポイントも南極から北極へと大きく変更される可能性もでてきた。


よその土地(月)の成分分析って…
確実なんだろうか?
岩石の重量の1%が水分って…多いね。
地球のそこら辺にある岩石って1kgあたり1~2gじゃなかったっけ?
まぁ極にあるなら分からないでもない。

それより。
40年も前にホンマに月へ行っていたのかきになる。

米イエローストーン国立公園で謎の群発地震、観測態勢を強化

2008年12月30日 21時18分42秒 | Weblog
米イエローストーン国立公園で27日から群発地震が起きていることが29日、明らかとなった。小規模な地震は27日から29日の3日間で250件にも達するなど、地元のユタ大学を中心とする観測グループでは、大規模な地震へと発展する可能性がないか、観測態勢を強化している。

 27日から発生している群発地震に関して、イエローストーンでの地震観測網の中心的役割も果たしているユタ大学教授のロバート・スミス氏はインタービューに応じて「こうした地震が発生したことはこれまでにはなかった」とした上で「今回の地震は明らかに普通のものでない」と述べている。

 地震のほとんどはイエローストーン・レイクの北西部で発生。これまでに被害の報告は寄せられてはいない

 しかし、イエローストーンは北半球最大級の活火山で、今から7万年前には大噴火を起こしていたこともこれまでの研究で明らかとなっている。


これ、この前BS1でNHKとCNNがフィクション作ってましたね。
世界最大の活火山で、群発地震や熱水現象が起こる…そしてついに。って。
現実になれば…

そうはならないでほしい。
でも人は自然を制御できないから…

業務用3次元ディスプレイ、お値段はなんと…

2008年12月30日 21時15分20秒 | Weblog
最近になり米国では3次元放送を実験的に行う向きが増えてきている。ハイビジョン対応業務用3次元ビデオシステム「3D HD」を用いて撮影した映像データをオールデジタル化されたシアターを使って放送するというものとなる。既に、今月にはナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の試合の3D生中継が実施され、全米で大きな反響を呼ぶなど、放送業界も既に3D放送を見越した一歩を歩みつつあるようだ。

 ところで、そういったエンタメでの3D化の流れとは別方向で進化を遂げている分野に業務用3次元ディスプレイの世界がある。

 上の画像は、Actuality Systemsが販売を行っている業務用3次元ディスプレイ「Perspecta Volumetric 3D Display」となる。画像だけだとどの位の大きさかよく分からないが、これで10インチのコンピューターディスプレイに相当するというから現物はかなり小さい。

 解像度はたった768x768ピクセルしかない。一般家庭用では1280x1024ピクセルのSXGAディスプレイが一般的となるため、SXGAと比べるとピクセル数では半分以下しかないこととなる。

 ただし、これはあくまでも2次元の話で、上の3次元ディスプレイの場合、768x768ピクセルのレイヤー(スライスと呼ばれている)が198枚存在することで奥行きを表現しており、全てのレイヤーのピクセル数を合計するとSXGAのピクセル数の90倍(約1.17億ピクセル)にも相当することとなる。

 この上、更に1ピクセルあたり8色のカラー表現が可能となっているというから凄い。

 ここまで説明するとこの3次元ディスプレイが普通のものではないことが判ってくるかと思うかもしれないが、この3次元ディスプレイ、お値段は約8万ポンド(約1000万円)もするという。これはさすがに驚きだ。

 1000万円もするディスプレイなど、予算が潤沢なアメリカの大学の研究室であっても簡単には買えないだろうし、10インチという大きさから考えて、軍事用ということもなさそうだ。

 一体、どんな分野で使われているのだろうかと疑問に思うところだが、どうやら医療研究用らしい。

 医学の分野では3次元断層撮影は一般的に行われており、3次元で撮影した映像は見るときも3次元で見たいと思うのはある意味、自然な要求だろう。

火星の凄まじい気象現象、NASAの火星観測衛星が偶然撮影

2008年12月30日 21時02分13秒 | Weblog
画像は火星の表面を横断する凄まじい砂嵐の模様を撮影したものとなる。NASAの火星観測衛星「マーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter)」が偶然、撮影に成功したものとなる。

 中央、やや左上部分に見える砂嵐の大きさは100キロ超にも及ぶ巨大なものとなっており、関東甲信越の一帯がすっぽり収まってしまう程の巨大な大きさとなっている。

 火星の場合、昼夜の温度差が摂氏100度近くもあり、日が昇るにつれて急速に上昇する地表温度によって上昇気流が発生。それにより地球上では考えられない程、巨大な旋風が起ったり、状況によってはこうした巨大な砂嵐にまで拡大する。

 火星の表面を覆っている砂の粒子は地球のものと比べようもない程、微細で細かいことなどもまた、一旦、砂の粒子が空中に舞い上げられると、長時間に渡って漂うことができる要因の一つともなっている。

 Image Credits: NASA/JPL-Caltech/MSSS


規模がちゃいますな。

NASA、次世代有人ロケット「Ares I-X」の打ち上げを来年6月11日に内定

2008年12月21日 00時07分26秒 | Weblog
NASAは19日までに、次世代有人ロケット「Ares I」の第一次検証用ロケット「Ares I-X」の打ち上げを2009年6月11日に実施することを内定した。

 「Ares I-X」の打ち上げはフロリダ州ケープケネディー宇宙センターにある第39B発射台で行われる予定。

 6月に実施されることが決定した打ち上げ実験ではファーストステージの固体ロケットブースターによる燃焼が実施された後、打ち上げ123秒後に高度39キロでセカンドステージのアルレージ・セトリング・モーター(ullage settling motors)を使ってステージ分離作業が実行。ファーストステージから分離されたセカンドステージは高度46キロまで上昇。後はそのまま弾道コースを描きながら発射ポイントから128海里離れた大西洋上の落下する予定だ。

 NASAではこの打ち上げ実験により、「Ares I」のエアロダイナミクス面での設計の実証評価や、ファーストステージの燃焼に伴うロケット全体の振動の度合い、分離用のアルレージ・セトリング・モーターの実証評価などを実験機に搭載されたセンサーを使って取得、その後の実証機の設計に活かす。

 オバマ次期大統領の政権移行チームでは「Ares I」の開発中止も検討しているといった報道も続いており、今回の打ち上げ実験は今後のNASAの命運を賭けたものとなりそうだ。