アメリカのトランプ大統領が今度は国防長官マティスを解任するという。
マティス国防長官はかっての湾岸戦争やアフガニスタン攻略などで海兵隊の将軍として強硬派的な存在感ある司令官として活躍し、「狂犬マティス」として畏れられていたなどと、就任当初はよく耳にした。
対北朝鮮問題ではトランプとも蜜月な関係であったとされていたが、いざ解任が決まったとなると、マティスの協調的軍事外交路線がトランプとかみ合わず、干されていった結果ここに至ったような報道がなされている。
となると新しい国防長官には北朝鮮への軍事介入をも辞さないようなさらなる強硬派が就任する可能性が高い。
北朝鮮がアメリカ本土まで到達する核弾頭を手放さない以上、トランプの頭の中にはピンポイントで核施設だけを狙った攻撃を行う作戦を遂行するプランが再び浮かんでいるのか。
トランプはまた軍事介入していたシリアでは、ISを制圧したから撤退すると決めたが、これも北朝鮮問題に集中するための布石なのかもしれない。
狂犬マティスをクビにした(fired)本当の狂犬はトランプ自身だろう。来年の干支はイノシシだが狂犬がイノシシのように猪突猛進したらどうなるのか、大注目だ。