去年の1月23日に中国では共産党政府が武漢市を強制的にロックダウンした。
悪夢の始まりである。
テレビで当時の報道が再放送されたが、徹底した交通取り締まりや住民の封じ込め、特にマスクをしていない者や、マージャンに興じている連中を激しくののしって蹴散らすような場面が流された時には「さすがに一党独裁の強権が演じられている」と、半ば呆れ、武漢市民への同情すら感じたものだ。
このことと相俟って政府が1500床ものプレハブ病床を突貫工事で作っている様子が流れたが、結局あの強権による強制措置が功を奏して武漢のコロナ感染拡大は阻止された。(※といっても武漢だけで2か月で8万5千人の感染があり、4500人もが命を落としている。)
習近平指導部はこれを「我が国の対コロナ禍勝利だ」と自画自賛しているわけだが、最近になって北京市内で変異種コロナによる感染が散発し始め、当局がまた大々的な対応に乗り出している。
何のことはない、地球を一周してまた中国に新型コロナウイルスが戻って来た(襲ってきた)というわけである。
そもそも武漢をロックダウンをする約一か月も前から「新型のウイルスが出現したらしい」と報告されていたにもかかわらず、確認が後手後手に回り、その間に武漢をはじめ湖北省あたりからの旅行者が世界に拡散してしまったのが世界への流行の原因であったのだ。
札幌でかなり早くにスキー好きの小学生の感染が見つかったり、東京の屋形船の客が感染したり、東京と京・大阪を往復したバスツアーの運転手とバスガイドが感染したり、また大阪の2軒のライブハウスで集団感染が見つかったりしたのは、ほぼ間違いなく武漢か湖北省からのバスツアー客があったところである。
それだけ中国人が豊かになり、春節を含んだ期間に古里よりか海外へ旅行ができるようになったことの表れだが、そのために割を食ったのが日本をはじめヨーロッパの観光国だった。
ヨーロッパ、アメリカそして日本では悪夢がまだ盛んだが、特に世界で患者数・死者数ともにトップのアメリカにしてしまったドナルド・トランプ前大統領は一昨日で離任し、同日バトンを継いだバイデン大統領は、早速、コロナ対策ほかトランプが放り出したパリ協定への再参加やWHOからの離脱中止などの大統領令を出した。
当のトランプは新大統領の就任式をボイコットし、フロリダの別荘に行ってゴルフを楽しんでいたというから呆れる。フロリダのトランプ所有のゴルフ場と言えばあの「ドナルド=シンゾー」コンビのシンゾーも遊んだところである。今ごろシンゾーはどんな面持ちでトランプのこんな人を馬鹿にしたようなゴルフ三昧のニュースを見ていることやら・・・。
思えば4年前の先の大統領選でトランプは「日本に我が国のクライスラーは走っていないのに、こっちは日本車ばかりが溢れているじゃないか、不公平だ」などと選挙民へ訴えていたのだが、日本(の外務省)では「トランプはどうせ泡沫候補で、民主党のヒラリー・クリントンが本命だ」と高をくくっていたのにドナルドが当選したら手の平を返すように世界に先駆けて「トランプタワー詣で」をしたのがシンゾーだった。
その後シンゾーはトランプべったりになってしまい、「自分の政権の時に必ず拉致問題を解決する」と言っていたのに自分では全く動かず、トランプに下駄を預けてしまった(公約違反も甚だしい)。
ドナルド=シンゾーがらみでは言いたいことは山ほどあるのだが、ドナルドが去ってしまったので繰り返すまい。
それよりトランプは最後に「また会おう」と捨て台詞を残してワシントンを後にしたらしいが、その言葉はまた4年後に再出馬する含みだなどと取り沙汰されている。
冗談じゃない。それよりトランプは大好きなゴルフのできるフロリダの州知事選にでも出るがいい。そして当選のあかつきには「トランプ王国」を自認して好きなように治めるがいい。たまにはシンゾーもゴルフに呼んでやってくれ。
それから、そうそう、州境に「壁」を作るのをお忘れなく。
悪夢の始まりである。
テレビで当時の報道が再放送されたが、徹底した交通取り締まりや住民の封じ込め、特にマスクをしていない者や、マージャンに興じている連中を激しくののしって蹴散らすような場面が流された時には「さすがに一党独裁の強権が演じられている」と、半ば呆れ、武漢市民への同情すら感じたものだ。
このことと相俟って政府が1500床ものプレハブ病床を突貫工事で作っている様子が流れたが、結局あの強権による強制措置が功を奏して武漢のコロナ感染拡大は阻止された。(※といっても武漢だけで2か月で8万5千人の感染があり、4500人もが命を落としている。)
習近平指導部はこれを「我が国の対コロナ禍勝利だ」と自画自賛しているわけだが、最近になって北京市内で変異種コロナによる感染が散発し始め、当局がまた大々的な対応に乗り出している。
何のことはない、地球を一周してまた中国に新型コロナウイルスが戻って来た(襲ってきた)というわけである。
そもそも武漢をロックダウンをする約一か月も前から「新型のウイルスが出現したらしい」と報告されていたにもかかわらず、確認が後手後手に回り、その間に武漢をはじめ湖北省あたりからの旅行者が世界に拡散してしまったのが世界への流行の原因であったのだ。
札幌でかなり早くにスキー好きの小学生の感染が見つかったり、東京の屋形船の客が感染したり、東京と京・大阪を往復したバスツアーの運転手とバスガイドが感染したり、また大阪の2軒のライブハウスで集団感染が見つかったりしたのは、ほぼ間違いなく武漢か湖北省からのバスツアー客があったところである。
それだけ中国人が豊かになり、春節を含んだ期間に古里よりか海外へ旅行ができるようになったことの表れだが、そのために割を食ったのが日本をはじめヨーロッパの観光国だった。
ヨーロッパ、アメリカそして日本では悪夢がまだ盛んだが、特に世界で患者数・死者数ともにトップのアメリカにしてしまったドナルド・トランプ前大統領は一昨日で離任し、同日バトンを継いだバイデン大統領は、早速、コロナ対策ほかトランプが放り出したパリ協定への再参加やWHOからの離脱中止などの大統領令を出した。
当のトランプは新大統領の就任式をボイコットし、フロリダの別荘に行ってゴルフを楽しんでいたというから呆れる。フロリダのトランプ所有のゴルフ場と言えばあの「ドナルド=シンゾー」コンビのシンゾーも遊んだところである。今ごろシンゾーはどんな面持ちでトランプのこんな人を馬鹿にしたようなゴルフ三昧のニュースを見ていることやら・・・。
思えば4年前の先の大統領選でトランプは「日本に我が国のクライスラーは走っていないのに、こっちは日本車ばかりが溢れているじゃないか、不公平だ」などと選挙民へ訴えていたのだが、日本(の外務省)では「トランプはどうせ泡沫候補で、民主党のヒラリー・クリントンが本命だ」と高をくくっていたのにドナルドが当選したら手の平を返すように世界に先駆けて「トランプタワー詣で」をしたのがシンゾーだった。
その後シンゾーはトランプべったりになってしまい、「自分の政権の時に必ず拉致問題を解決する」と言っていたのに自分では全く動かず、トランプに下駄を預けてしまった(公約違反も甚だしい)。
ドナルド=シンゾーがらみでは言いたいことは山ほどあるのだが、ドナルドが去ってしまったので繰り返すまい。
それよりトランプは最後に「また会おう」と捨て台詞を残してワシントンを後にしたらしいが、その言葉はまた4年後に再出馬する含みだなどと取り沙汰されている。
冗談じゃない。それよりトランプは大好きなゴルフのできるフロリダの州知事選にでも出るがいい。そして当選のあかつきには「トランプ王国」を自認して好きなように治めるがいい。たまにはシンゾーもゴルフに呼んでやってくれ。
それから、そうそう、州境に「壁」を作るのをお忘れなく。