今日も晴れ。でも、また台風22号が、21号と同じコースでやって来ています。だから明日から傘マークが三日ほど続いていますが、今度は、あの予報円が逸れずに通過するんでしょうか。決して期待してるわけじゃあないんですよ。もちろん来ないにこしたことはないんだから…このところ関東方面に向けての被害が多いようなので、心配しているんですよ。
今日やっとテンちゃんは抜糸でした。またまた何をされるんだろうと…診察台のテンちゃんの心臓がパクパクしているのがよく分りました。でも、おとなしくガマンして動かないんですよ。健気!終ったらそそくさと籠の中に逃げ込みましたけど。家に戻って、外に出してやると飛んで出て行きましたが、しばらくして戻ったのを見ると、また血が滲んでいるではありませんか。ビックリして消毒してやったんですが…どうも傷痕が痒いらしく自分の爪でひっかいて血が出たようです。人間と同じですね。かさぶたが出来て治りはなの時は痒いので、ついつい掻いてしまい血が出ることってありますよね。
庭の石蕗があちらこちらで満開になりました。この「石蕗の花」(つわのはな)は、初冬の季語なんですが、最近の地球温暖化で年々早くに咲き始めるようです。蕗も石蕗もキク科とは知りませんでした。そう言えば黄色の花が菊のようですね。次の句、まるで今日の我家の庭のようです。
けふの晴れ狭庭(さにわ)は既に石蕗のもの 及川 貞
句集『榧の実』所収。作者の及川貞さんは、馬醉木の大先輩です。もちろん名前だけはしっかり知っていましたが、私が俳句を始める前に既に亡くなっておられましたので、お目に掛かることはありませんでした。
明治32年(1899)~昭和61年(1993)、享年94歳。東京生れ。昭和8年(1933)、神田での句会に参加してより水原秋櫻子に終生師事し、「馬醉木」婦人句会を起して後進の指導にも努められました。それで、昭和46年(1971)には「馬醉木」の功労者として表彰されています。昭和42年(1967)、句集『夕焼』で俳人協会賞受賞。