ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝霾〟という字読めますか?

2022年03月26日 | 俳句

 昨日は晴れてはいても強風で荒れた天気でしたが、今日は予報どおり朝から雨です。気温は昨日と同じ17度とやや高めで寒くはありません。

 さて、プロ野球の開幕が昨日…例の如く我家(義母宅)では広島カープの応援です。DAZNを見るまでもなくBSでも放映していましたので、食事しながら6時30分からはテレビに釘付け。

 オープン戦を見る限り投手はまあまあなのに、4番の鈴木誠也が抜けた打線は全く盛り上がりません。いいところでの一本が出ずに、また出ても凡打と…その貧打のおかげで勝てそうな試合も負けてばかり…

 〝これじゃあ今年もカープにはもう期待できんね!〟と、101歳のお婆ちゃんにも呆れられるほどでした。それが…どうしたことでしょう。昨日は本塁打こそ出ませんでしたが、17安打と…DeNAに3-11の大勝です。

 私は、5回裏1-3のところで我家へ帰りましたが、試合終了を見てビックリ!お婆ちゃんも主人も今朝は喜んでいました。さて、今日の14時からの第2戦は???

 カープは最初があまり上手くいくと、大抵後が続かないで…〝やっぱり鯉幟の季節だけなんだよね!〟と、よく言われてきましたが、今年はそうなりませんように…お願いしますよね。

 さて、先日の句会の兼題は〝黄砂〟でした。これは、本季語は「霾」で、〝つちふる〟と読みます。他にも〝よな〟とか音読みでは〝ばい〟などがあります。春の季節風によってモンゴルや中国北部の黄土地帯で舞いあがった大量の砂塵のこと。3月から5月にかけて西日本に多く飛来し、特に九州では空がどんよりと黄色っぽくなり、太陽も霞むほど…。

 写真はお借りしました。スミマセン!

中国北部を黄砂襲う、この10年で最大規模…日本列島にも到達 ...の画像

黄砂の画像

 宇部でも、黄砂の酷い日は車がザラザラになり、その後に雨でも降ろうものならとっても汚くなってしまうんですよ。

  ひねもすを本に嵌(はま)りて霾や  五島高資

 作者は、長崎市に生まれ子供の頃は五島列島にも住んでいたという。とにかく高校卒業までは長崎で暮していますので、毎年春には黄砂の洗礼を強く受けて育ったことでしょう。だからこの句の制作がいつ頃なのかは知りませんが、〈霾や〉の「や」には作者の実感が非常に籠っていますね。春休みでしょうか、一日中本に没頭している作者。黄砂も終日降り続けて…まるでその黄砂に何もかもが埋もれんばかり、そんな黄土色の世界が見えてきませんか。

 さて、教室の投句はというと…実は今回は会員10人の内5人が欠席で、選句も5人だけでは今一つ盛り上がりません。それで高点句といっても…ねッ!だから…今回はなし!

 これを書きながら、カープの応援をしていますと、4回裏4-1のところでピンチが…4-2となり、さて森下がここを切り抜けられるか?ちょっと目が離せなくなりました。が、どうにか2点で押さえたようです。

 これからが正念場でしょうか?アレッ、今度は菊池のホームランですよ!その後ちょっと目を放していたら、いつの間にか3ー10と…。昨日は大瀬良が、今日は森下がと…投手が自腹を切って活躍しています。これこそがカープの全員野球なんですよ!

 それでは今日のブログはここまでに…いいとこですから。では、また…

 写真は、〝菫〟(すみれ)で春の季語。特にこれは〝香菫〟(においすみれ)と言って、ヨーロッパ原産の一種ですが、芳香が高く香水の原料になるものです。

コメント (2)
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