ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

傷心を癒やす吟行かな?

2022年06月03日 | 俳句

 今日はもう6月3日、テンを見送って6日目です。俳句のことをしていたり、義母の所でおさんどんをしていると余り考えないのですが、用が済んで夜の暗い家に戻ってきたとき、〝ああ、テンが待ってる!〟といつも心にあったものが急に無くなって…玄関の鍵を開ける度に悲しくなるのです。

 昨夜も一昨日もその前も…ブログをと思って書きかけてはまた途中で挫折…どうしても書く気になれませんでした。この気分がまさにペットロス?……その言葉は知っていましたが、やはりそうなんですね。

 たかが猫されど猫…これほどの喪失感を抱くとは自分ながら情けないと思うんですが、これも歳を取ったということなんでしょうね。実は私には紛失したものを当分諦められずに探す癖があるんです。それがひょんな所から見つかったりして…その嬉しさはまた格別。でも、テンは…もう絶対に見つかることはないんですから…

 このぬいぐるみ…、以前テンに似ているからといって息子が買っきたもの。家に帰って机に座り何かしているとついそれがテンに見えたりして…到底代りにはなれませんけどね。あの毛の柔らかさといいジッと見つめる目…撫でるとうっとりと目を閉じて…。知らん顔をして行くのでしつこく呼ぶと仕方なく鳴いてくれたり、代わりに尻尾で答えたりと……未だに部屋中のそこここにテンの影がちらついていけません。生きものを飼ったことのない人には笑われそう…。

 でも、ちょっと女々しいけどこういう心はとっても大切にしたい!だってこんな心があるからこそどんな生きものにも、ましてや人の痛みなども心から分ってあげられるんだし、また、誰にでも優しくなれるのもこの心なんですから。

 さて、こんな湿っぽい話ばかりではイヤでしょうから、そろそろ俳句の話にでも戻りましょうか。

 一昨日の6月1日は第1水曜日でしたので、恒例の吟行会でした。雨はその前の日に一日中降っていましたから、花や植木にはいい具合のお湿り…、しかし吟行日はその湿り気が残っていて、ややムッとした暑苦し日でした。でもまあまあのお天気で、辺り一面青葉の候で風が吹いてくるととっても気持ちいい!

 いつまでもテンを失ったさみしさに心が萎えていては…と思いつつも自分でなかなか脱出出来ない、そんな時のいい気分転換になりました。

 行き先は、コロナ以前にも吟行してご紹介したことがある宇部市吉部(きべ)方面。〝船木鉄道跡〟を中心に散策しました。ここは蛍の里としても有名で、4年前かな?お婆ちゃんを連れてホタル祭にも来たことがあります。この2,3年はコロナで来る機会がなく久し振りに来てみると、改めていいところだなあと確信しました。

 でも今日は平日ですので本当に人っ子一人見かけません。まるでどこかに置き忘れられたような町なのですが…でも掘り出せばあちらこちらから宝がざくざくと出て来そうな…そんな心癒やされる異空間です。

 また長くなりましたので、詳しいことは次にでもご紹介しますね。新しく発見した所もありますし…。やっぱり自然はいい!これもみんな俳句をしていたお陰です。シアワセ…というのが実感!知らず知らずのうちに心も軽くなって…本当にアリガタイコトです。  

コメント (4)
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