ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝父の日〟はうなぎ?

2022年06月22日 | 俳句

 うかうかしていたら「父の日」(6月19日)も、「夏至」(6月21日)の日もあっと言う間に過ぎてしまい、今日はもう23日です。

  雨あがり夏至の黄昏ながきかな  小路智壽子

 確かにあの日は梅雨の合間でこんな感じでしたね。だって「夏至」は一年中で最も昼が長い日ですもの。

 ところで、このところメールを見ると、一年前の記事ですよというのが日を置かずに来ています。ということは、去年は真面目にブログを書いていたということなのかしら。我ながらエエッ!という感じ。だって去年がそんなに暇だったということは絶対ありえませんし…、ならこの差はどこからきているのかな?

 気になってちょっと調べてみましたら、それ程大きな差はなかったんですが…去年のUp数は大体月に10回以上で、一番多くて15回。それが今年は殆どが10回以下になっているということで…なるほどでしたね。

 だから毎日欠かさずにブログをUpしていらっしゃる方々を、本当に心から尊敬致します。見倣いたいとは思いますが、絶対私には無理、無理…だからマイペースで〝ぼちぼち〟といきますので、これからもよろしくお願いしますね。

 さて、今日はちょっと遅くなったのですが取り敢えず「父の日」のことを書いておこうかなと思って…。すると次のような句を見つけました。

  父の日の冷奴でも招ばれむか    安住敦

 安住敦には、「父の日」を詠んだ句が意外とたくさんありました。それは「春燈」創刊時に掲げた「風景のうしろに人間がいなければつまらない」という理念で、市井人の哀歓を叙情的に詠んだ作家だったということからでしょうか。実はこの句は季重ねなんですが、ここはやはり「冷奴」でないとこの味はでませんね。たとえば鰻のような贅沢な食べ物だったら…

 すると、先日の句会に〈父の日を母に祝はれ櫃まぶし〉というのが出たんです。これ、もうお分かりでしょう、主人の句なんです。お婆ちゃんが父の日のお祝にみんなで鰻を食べに行こうと言い出し…もちろんお婆ちゃんの奢りでと言われれば、そりゃあみんなすぐにOKですよ。 それで、以前にも行ったことのある「かめうら苑」へ早速家族6人の予約を入れました。

 当日注文したのは、娘夫婦と息子が「うな重」、私とお婆ちゃんは「うなぎ定食」の〝月〟。ところが主人は「うなぎ定食」の〝雲〟がいいと…まあ、今日はお父さんの日だからとみんなで了解! (笑)

 ちなみに、それがこの下の写真…これを見るとうな重が一番美味しそうでしょう。(笑) もちろん鰻はどれも二段になっていましたけどね。

・うな重 ¥4,200(税込¥4,620)・うなぎ定食(月)(小鉢・蒲焼・貝汁・御飯・果物)¥4,500(税込¥4,950)・うなぎ定食(雲)(小鉢・蒲焼・うざく・うなぎ巻物・貝汁・御飯・果物)¥6,200(税込¥6,820)でした。お婆ちゃん、〝ごちそうさま〟でした。

 鰻はいつも土用丑の日には必ず食べているんですが、でも高いから今回のように丸ごと一匹を満腹になるほど食べたことがありません。ですから、食べ終わるとみんながもう当分鰻はいいよね~と。お婆ちゃんなどは半分でも多すぎたわと言っていましたもの。まさに〝堪能〟しましたよ。

 でも、これでは〝市井人の哀歓〟どころの話じゃあなく、なんとも贅沢な話でしょう。こんなゼイタクをしているようではとてもいい句などは詠めませんからね。はい、ゴメンナサイ!

コメント (6)
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