今日は9日、いわゆる国民の祝日の「成人の日」。コロナ禍で中止されたり縮小されていたものが今年は以前のように行われている様子。しかし、去年の4月より成人年齢が20歳から18歳へ引き下げられましたから、名称を成人式とか成人の日とか言わずに「成人の集い」や「二十歳を祝う会」などになっているようです。でも、今朝のテレビニュースでは昔ながらの女性たちの華やかな振袖姿などが放映されていました。やはり女性にとって振袖を着る機会って一生に何度もないですもの…やっぱり着てみたいですよね。
これからの日々がいつも下の句のようでありたいものですが…。写真はどんど焼に行く時に咲いていた〝冬桜〟…かな?。だって毎年咲いていますから。でも今年はかなり散っていました。やはり例年より暖かいんでしょう。
成人に麗日老に四温かな 百合山羽公
ところで一昨日は7日で、〝七種〟だったんですが、余りの忙しさで…今年はパスしました。だって、午後からは今年の初俳句教室、夜はフォーユー馬酔木の新年句会で会食もありましたから。
午後の教室では、初っぱなから不穏な調子でスタート。年末での訃報がありましたので、この日は皆さん全員が元気に揃っていますように…と願っていましたのに、3人も欠席だなんて。聞けば一人は年末に救急車で運ばれて入院していたとか。今年も何が起こるか、どんな一年になるかと不安だらけでした。
これからの五年十年薺(なずな)粥 矢島三榮代
おまけに夜の部の会食でも急遽2人も欠席と…。これからは何事でも全員が揃って出来るというのはどんどん減っていくんでしょうね。この場でも、亡くなった人の話になって、〝みんな70歳過ぎたら危ないわよね。これからは5年刻みで乗り越えないと…〟〝それが鬼門!〟すると、〝90歳過ぎたら今度は1年刻みですよ…〟〝わあ、そこまではムリ、ムリ!〟などという話が飛び交っていましたもの。だからこそ今日の今を大切に、そして一日一日をかけがえのないものとして有意義に生きていかねばなりませんよね。誰にでも明日のことは分らないのですから。
さて、元旦から七日まではそれだけで新年の季語になりますが、昨日の八日はもう季語ではありません。後は、新年の時候の季語としては、松の内の終った後の〝松過ぎ〟、15日の〝小正月・女正月〟、〝二十日(はつか)正月〟と〝初三十日(はつみそか)〟です。
ところで昨日は日曜日でしたので、私の住んでいる校区では〝どんど焼〟でした。お天気も良く麗らかな日和で、コロナ禍で中止されていたのが久し振りに行われましたから、主人と出かけてみました。ぜんざいに豚汁、蒸かし藷に黄粉餅と、うれしい、うれしいお接待…まあ、それにつられて行ったところもありましたが…(笑) 校庭では子どもたちの竹馬や凧揚げ大会などもあって…
竹馬に土ほこほこと応へけり 山田みづえ
どんど焼は遅くに行ったので、もう最後の火がちょっとだけ…〈均されて炎みじかきどんどかな 山西雅子〉の様に。傍では消防士さん達が消す準備を始めていました。いいお天気が何よりウレシかったですね。