とうとう12月も10日が過ぎてしまいました。こんなんではあっと言う間に新年を迎えそう!まだしなくてはいけないことが山ほどあるというのに…どうしましょう。とにかく今日はブログを書いておかなくっちゃ…
今朝はちょっとどんよりしてイマイチの天気。だから気温も最高が14度、夜中は4度まで冷え込むと。とにかく久し振りの休みで、朝から不義理している人たちに電話を掛けまくり、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました…やっと一段落して、ブログ書いてます。
実は9日(金)に5回目のコロナワクチンを打ったんですよ。てっきりファイザーと思って接種済証を見ると〝コミナティRTU〟のラベルが…。でも製造元はファイザーと書いてあるから1、2回目のファイザーと同じかしらとよく見たら型は違うようです。
聞くところによれば今回のは副反応が弱いと…それで少し安心していましたが、やっぱり私はダメ。微熱が出たし体中の節々が痛い。だからダウンしていましたよ…と言いたいところ、昨日は午後と夜の部の句会があって、カロナールを飲んで何とか凌ぎました。でも、この解熱剤・鎮痛剤に使うカロナール…コロナのせいなのか品薄で困っているというニュースを見たような。
だからか以前は直ぐに処方してくれていたのが、今回はちょっと…〝以前の飲み残しがありませんか?〟と、スッとは出してくれませんでした。それで、ああ、やっぱり…と思ってしまいましたね。何かにつけてコロナは困ったものです。一日も早く退散して欲しい!
さて、7日は第1水曜日でしたので恒例の吟行会。今回は宇部市のはずれの船木へ出掛けました。ここは神功皇后の三韓征伐の時の伝説が残っていて、かつて栄えた宿場町なんですよ。そこで宇部市HPをちょっとお借りして…
船木地区の町の真ん中を有帆川が南北に流れ、美祢に通じる宇部興産専用道路と東西に並行して国道2号線と山陽新幹線が走っています。
昭和30年4月1日、船木町・万倉村・吉部村が合併して楠町となりましたが、その後、平成16年に宇部市と合併し、現在の「宇部市大字船木」となりました。
その昔、神功皇后が武内宿祢(たけのうちのすくね)を従えて三韓征伐に赴かれたとき、住吉宮のクスノキの大樹を切り、48艘の軍船を造られたのが「船木」の名の由来と言われています。
現在では北部総合支所やふれあいセンターのある辺りは、江戸時代には山陽道の宿場町、船木宰判の所在地であり、代官所や勘場、本陣が置かれたところで、明治から大正にかけても現在の宇部・山陽小野田市を含めた旧厚狭郡の政治、経済、文化の中心地として栄えていました。今も船木には、家庭裁判所(山口家庭裁判所 船木出張所)と簡易裁判所(船木簡易裁判所)が残っており、また、点在する白壁の民家や商店が当時の面影を残し、どこか懐かしい風景を見せてくれています。
この船木地区は今まで何度も吟行しているのに、まだ来たことのない所があったんです。それが「来迎寺(らいこうじ)」。「旧山陽街道 船木宿散策」のパンフレットには〝おもむきのある山門と大タブの木が有名。また、山門周辺の紅葉が素晴らしく、紅葉谷庭園と呼ばれている〟と紹介されています。だから、本当はもう少し紅葉のいい時にと思ったのですが、なんせ吟行日が決まっていましたので、せめて〝残る紅葉〟でも見られればと淡い期待を抱いて…ところが、ほら、こんなに…キレイでしょう。よかった!境内には紅葉する木がたくさん植えられていて、なかでも鐘楼(山門)への石段付近に作られている「紅葉谷庭園」が見事でした。
また、樹齢500年以上という大きな椨(たぶ)の木があり、境内のそこかしこには赤や黄の千両がとてもキレイ!
この寺の縁起など調べてみたのですが不明。でも掃除をしておられたお寺の奥様に聞きしましたら、〝神功皇后が三韓征伐の時にここ船木で舟を作り、その余った木で彫ったのが本尊です〟と。ホントかしら?とも思いましたが、それはひとまずおいといて、この本尊阿弥陀如来が〝長州の目たたき佛〟という方が気になりました。しかし、それがどういう意味かを聞くのを忘れてしまいましたので、またの機会に聞いて報告しますね。更にここは西国三十三所観世音菩薩御山安置札所とかで、境内にはずらりと観音様が並んでいました。
私は大抵近辺の名所には行っているつもりでしたが、この来迎寺には船木宿の中心からちょっと離れていたせいか一度も来たことがありませんでした。このあたりでは隠れた紅葉スポットだそうで、でも、紅葉の見ごろでもそんなに人がいないのだとも。だからか静かで心の落ち着くとってもいいところでした。今度は是非紅葉の見頃に来てみたいものです。楽しみ!
ここを見た後、次は「学びの森くすのき」で船木の歴史を見学し、以前にも来た「カフェマチスジ」で昼食。ここは、昨年11月、船木で立ち上がった「Cafe Machisuji Project」によりオープンした店。この店を立ち上げた「船木 邑岡農園」さんと船木出身の同店店長さんは、地元有志らによる地域おこし団体「船木の木」のメンバーの一員で、同プロジェクトは同団体が進める船木を元気にする取り組みの一つだと。同店は、船木のかつてのメインロードの一角に当たる場所にあって、築100年以上の昔は呉服屋さんだったという古民家を活用したもの。
今回初めて教えて貰って知ったのですが、この家の座敷にはなんとも見事な〝明り取り〟があって、みんなビックリ!天井をくりぬき屋根の上へ届いているこんなに高くて大きな〝明り取り〟を初めて見ました。このように吟行に出掛ければ、まだまだ発見できる何かが必ずあって…やっぱり俳句は愉しい!
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