またまたやってしまいました。ブログを書きかけたままにして、他のことを検索したりしていましたら…あらら、次の日にはもうその文章はなくなっていました。これは私が下書き保存をしていなかったからなんで…トホホッ。やらかす度に後悔して肝に銘じているつもりなんですけど、このズボラな性格はいくつになっても直りません。ホントに困ったものです。
さて何を書いていたか…それも忘れました。(笑) このところちょっと俳句漬けになっていましたから、きっと俳句のことなんでしょうが…
そうだ!先日の句会に出ていました〝滴り〟(したたり)という季語についてだったような…
滴りの洞の仏に詣でけり 高浜虚子
この句のように、〝滴り〟というのは〝地中から滲み出した水が山の崖や岩肌の裂け目から滴々とこぼれ落ちたり、あるいは蘚苔類をつたって落ちる清冽な雫〟のことだと歳時記に説明されています。さらには〝木の葉や軒端を落ちる雨水や水道の雫をさす言葉ではないので注意〟とも書かれているんですよ。
なのにこの日の句会にも出ていました。〈苔玉の滴りてまだ揺れてをり〉という句が…。それでみんなにこの句の季語は?と聞いてみますと、かなりの人が〝滴り〟だと言う。これはバツですよね。
そもそも〝苔玉〟(こけだま)というのは、植物の根を用土で球状に包み、そのまわりにコケ植物を張り付けて糸で固定したものであり、インテリアの一部などとして飾られるものです。その苔玉に水を掛けたらそこから水が滴っているのを見て詠んだというのが作者…誰かと思えばナンと主人の句でした。(笑)
この苔玉の〝滴り〟は、地中から滲み出た自然の水ではなく、掛けた水道水が滴っているだけですから、当然季語にはなりません。また山の崖の苔などから水がポタポタ落ちていたとしても、雨の降った後の雨水ならそれもダメですからね。季語は必ず歳時記でしっかり調べてから使うようにしましょう。
また、ある人が前掲句は〝苔玉が季語かと思った…〟とも言っていましたね。しかし、苔で季語になりうるのは、〝苔の花〟や〝苔青し〟〝苔茂る〟などで、これらは夏の季語です。
苔さくや仏うするゝ石の面 石橋秀野
苔茂るオランダ塀の上の瀬戸 石原八束
また、この苔玉に似たものに〝吊忍〟(つりしのぶ)があります。これはシノブ科のシダの長い根茎を束ねて巻きつけ「しのぶ玉」を作り、軒下などに下げて葉の緑を楽しむもので夏の季語。水を掛けたりするとそれが滴ってきて、その様子が一層涼感を呼ぶと喜ばれるものなんですね。
薄べりにつどふ荵(しのぶ)のしづくかな 一茶
この句については、2018年8月23日のブログ「俳画・吊忍」に既に書いていますので、もしよろしかったらそれをどうぞ…
今日も気温は30度を超して、蒸し暑~い一日、宇部では午後に雨の予報が出ていましたのに…空が薄暗くなっても一滴も落ちてきません。もうみんなが、台風でも何でもいいからとにかく〝......
ちなみに、苔玉は盆栽の一種ですから器や皿の上などに置かれ、飾り付けられるものが多いのですが、中には上の写真のように吊り下げて楽しむものもあります。吊忍は基本的には吊して観賞するもの。どちらも夏の暑さを和らげてくれる見た目の涼やかさが好まれているようですね。
あまり理解してないことでした。
この後も勉強します。
コメントありがとうございます。
俳句は季語が命ですから、季語の本意を知る所から始めないといけません。
でないと自分が詠もうとする場面に〝効く季語〟を選べませんからね。
頑張って勉強して下さい。
掲載のページは、“admin”となっています。
https://blog.goo.ne.jp/admin/editentry/?eid=29905ce2562aca0ec53ddec987457c19&sc=c2VhcmNoX3R5cGU9MCZsaW1pdD0xMDAmc29ydD1kZXNjJm
ということで、閲覧できないようです。
https://blog.goo.ne.jp/kanekuti3515/e/6aff6c597b322352915f667bbd1f011e
“kanekuti3515”のページで公開できるのではないかと思います。ご自身のページを開いてみるか、記事投稿完了ページにある“記事URLをコピー”を押してプッシュして、リンクのマークで入力できるかと思います。
俳句の世界にお招きいただきまして有難うございます。 K.M
〝掲載のページは、“admin”となっています。…〟と、ご指摘下さって閲覧できないと…
それが…よく分らないままに貼り付けて、ブログを開いて見ると自分のには編集頁が出て、それを投稿する、またはブレビューをクリックすれば見れましたので…
これではさっぱり分りませんよね。
以前もいろいろ悩んで教えていただいたような気がしますが…また、やり方を忘れてしまい適当に貼り付けたんですが…
せっかく開いて下さろうとしたのに…ゴメンナサイ!
K.Mさんの方法…やっぱり分りませんでした。許して下さいね。