ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

恒例の吟行会で常盤公園へ!

2023年03月04日 | 俳句

 昨日の朝は霜が降りて畑が真っ白!体操に行くのも指が冷たかったですね。昨夜も零下になったとか…やはりお彼岸まではそうそう楽には暖かくなってくれなさそう。〝暑さ寒さも彼岸まで〟ですから、もうしばらくのガマンかな。

 さて昨日は3月3日、五節句の一つ「上巳(じょうし)の節句」でした。即ち「桃の節句」とか「雛祭」とかの日なんですが、これは全て旧暦でのこと。だからまだ「桃の花」は殆ど咲いていないでしょう。今なら差し詰め「梅の節句」とでも言うべきかしら。まあ、現行の新暦でどこもかしこも…商業ベースに乗せられて、中でもケーキ屋さんなどはそれで売り出しているんですものね。だからそれが主流になっていくのも仕方のないことだとは思いますが…しかし、俳句を詠む人はしっかりと認識して使ってほしいものだと思います。

 要するに女の子の無病息災を祈って、お雛さまを飾りお祝をするということからすれば、それが新暦でも旧暦でもいいわけで、ただ桃の花の咲く季節ということになれば旧暦でないと合わないということ。しかし、これだってこの日を当て込んで栽培する農園もあるようですし…また地球温暖化がどんどん進めばこの先本当にいい時期に桃が咲き出すようになるかもしれない…など、色々考えると…複雑。

 ところで桃は2500年ほど前から中国で栽培されていて、中国でも日本でも、古来からさまざまな書物に桃の記録が見られるのだそうです。日本には弥生時代以前に伝わったことがわかっていて、魔除け・厄除けの果物といわれ、古事記や日本書紀などでも魔物を追い払う様が描かれているんですと。

 そういう意味から桃が珍重されてきたのだとすれば、これが今流行の〝アマビエ〟などを飾って祝ってもいいとうことにもなるんでしょうか。まあ、つまるところ親が子を思う気持には昔も今も変わりがないということですね。

 さて、先日の1日は第1水曜日でしたので、恒例の吟行会でした。1月2月と中止していましたので、いわば今年の〝初吟行〟。一番身近な常盤公園へ行きました。

 もう見飽きている公園なのに…やっぱり知らない事があるんですね。今回は公園の中ではなくその周辺へ。この公園の常磐池は、元禄11年(1698)に、則貞・亀浦の境界にあった谷間を築堤して造った人工池です。「常盤堤東荒手石橋」は、常磐池築堤に伴いできた旧道で、新道の完成後は通る人もなく崩壊寸前でしたが、常盤に残る唯一の石橋でもあるんだそうです。最後の写真は公園側から見た本土手です。

 次に行ったのが「飛び上がり地蔵」。これは〝いつの頃か、常盤池畔に安置されていた地蔵尊が行方知れずになっていたものが、昭和3年に松林から頭部が見つかり、新しく胴体を造り安置された。翌年、宇部地方に干ばつがあった時、突如本土手の堤防が崩れた。この時に地底の泥土が盛り上がり不思議にもその上に地蔵尊の胴体が現れた。この胴に先の頭部をつけかえて昔の姿にし、新旧2体を並べて祀った〟との説明が。以前からその存在は知っていましたが、いつも車で通るだけでしたので、今回初めてじっくりと見ました。向って左側が旧の飛び上がり地蔵尊です。

 その後は常盤公園の中に入りそれぞれ散策。湖にはヒドリガモやオオバンがまだ少し残っていて、ユリカモメもいましたが、みな冬の季語ですね。下の写真はみんなが何?というので、撮ってみましたら…カンムリカイツブリでした。

 日溜りにたくさんいたドバトが、急にそわそわしてゾロゾロとどこかへ行き始めたんです。見るとある男性を追っているのでした。やがてその人はポケットから餌を取り出し撒き始めました。鳩たちはみんなそれを知っていたんですね。

 そろそろ時間がなくなりそうでしたので、梅園を回って、今日の句会場のふれあいセンターへ行くことに。

 ふれあいセンターに着くと、そこも長門と周防の国境だったと説明板が立っていました。

 12時に集合し、そこからレストランに行き食事をしてから句会です。今回のランチはカレーハウスでしたが、庭に鳥が来るように餌場を設けてありましたので、待っている間それを見ているのも楽しい一時でした。

 4時30分、句会が終って帰ろうと外へ出ると久し振りに雨の大降りでした。今日の予報は午前中が曇りで午後から雨と、見事に的中。予報頼みの吟行でしたが、でも歩いている最中に降らずに良かったです。オシマイ!

    


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