今朝は、昨夜が零下2度まで下がっていましたので霜で真っ白。空は久しぶりに雲一つない快晴ですが、気温が低いためラジオ体操に行くと手や頬の冷たかったこと!こんな霜の強い日は「霜晴」といって冬の季語ですが、とてもいい日和になります。やはり昼間は気温が11度まで上がりましたね。
霜晴の山々空を拡げけり 茨木和生
ところで、今日2月14日は「バレンタインの日」。本意は別にあるとしても、今ではこの日に女性からチョコレートをあげて愛の告白をするという日になっています。しかし、それもだんだん義理的になっていって…。私たちの若い頃はこっそり下駄箱とかに入れて逃げ帰るとか、とうとう渡しそびれて泣く泣く持って帰ったりとか、とってもうぶでしたけどね。今はどうなんでしょうか。
面白い記事を見つけました。博報堂生活総合研究所が、19~22歳未婚男女を対象に「若者調査」を実施して、2024年が30年前の1994年の調査と比べて、若者の意識がどう変化したのかを調べているのがありました。
それによると、「デートをする相手がいない」という若者は、1994年の45.2%から22.1ポイント増加し、67.3%を占めていました。また、1994年の「今一番欲しいもの」ランキングでは、1位「お金」2位「ツキ・運」3位「能力」4位「幸せ」で、「恋人」は5位。ところが、2024年では、「恋人」は10位と大きく順位を下げるという結果に。ついでに言うと、2024年のランキングでは、1位「お金」2位「時間」3位「自由」4位「安定した暮らし」5位「容姿」6位「能力」7位「ツキ・運」8位「幸せ」9位「健康」の順で、自分のことばかりでしたね。しかし、その結果以上に怖いと思ったこと。それはどちらも「お金」が1位の同じでも、1994年は53.6%の人だったのが、2024年には71.3%の人になっていたんです。まあ、いつだってお金の要らないという人は少ないでしょうが、何が何でも今一番欲しいものがお金という人が7割以上もいるということに恐ろしさを感じたんですよ。
なおこれは、〝あなたが今一番欲しいものを3つだけ選んでください〟という調査でした。その調査概要は以下に…
- 【調査対象】首都40km圏/19~22歳未婚男女および49~52歳男女
- 【調査人数】800人
- 【調査時期】2024年1月11日~2月26日
- 【実査集計】H.M.マーケティングリサーチ
最後に、「自分にとって居心地のいい組み合わせ」「落ち込んだ時に一番そばにいて欲しい相手」という調査項目では、いずれにおいても「異性」は15%前後。「同性」が大幅に増加して、1994年の25.5%→2024年は64.8%と、過半数以上に転じ、「異性」を大きく上回っていました。ということは、異性への関心が少なくそれ故恋愛も…さらにそれが発展して結婚するという数も減ってきているのですね。そのために少子化が益々進み、そのうちに男女関係なくなってみんな中性化していくのでは…。そうすると子孫繁栄なんてことは、これからは夢のまた夢になってしまいそう。ブル!ブル!
それ以上に恐れないといけないのが若い人たちがお金第一となり、その入手方法や手段を誤ってしまうということ。もうその兆候は〝闇バイト〟などという得体のしれないものが流行して、前途ある若者がそれに飲み込まれつつあるという社会現象でしょうか。今ここで何とか食い止めなくっちゃ…私は考えただけでコワイ!です。でも、どうしたらいいんでしょうね。教えてください!
バレンタインの日にこんな嫌な話になって…下掲の句のように人間だけでなく鳥たちだって仲良く睦み合っているというのに。私も〈雀二羽また来てバレンタインの日〉と詠み、句集『甘雨』に所収しているんですよ。
呼び交す烏(からす)もバレンタインの日 渡邊千枝子
今日のような〝お天道様〟の恵みをいっぱいに享けられた日には、もっと幸せなことを、心が温まるようなお話を聞きたいですよね。つまらぬことを書いて…ゴメンナサイ!
ではお口直しにでも…いや、いや、お目目直しに、我が家の〝蝋梅〟の写真でもどうぞ。ちょっと時期が遅くなりましたが、今年はなかなか咲かず例年より1か月遅れでした。まだ満開ですがそろそろ終わりかな。
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