今日は10月1日、陰暦では8月15日…そうです、中秋の名月なんですよ。
月幾世照らせし鴟尾(しび)に今日の月 水原秋櫻子
この句についての水原秋櫻子先生の述懐が、『秋櫻子俳句365日』にありました。さすがは秋櫻子先生!この名月を見んがため…だけではないようですが、はるばる奈良まで出かけられているんです。その情熱を、読んでどうぞ感じて下さい。先生がもう75歳をとうに過ぎた頃なんですって。見習わなくては…ネッ。
唐招提寺の仲秋讃仏会にて詠む。
急に思い立って出掛けてきたのだが、降り続いていた雨が名古屋付近で上がって、青空が覗いた。これなら、月が見えるかもしれない。六時に開門。開かれた金堂の中の諸仏が光り輝くのが見え、そこまでの左右には、紙燭がおかれ、導いてくれるかのようだ。
裏手の御影堂へ行く。前庭に大きな花瓶があり、月の供華が挿してあり、お抹茶が頂けるようになっている。
献茶中に、一瞬雲がきれて名月がのぞく、待っていた人々から、歓声があがった。しばらく厨子の前に坐っていた。厚いとばりで、和上の像は見えないけれど、気持ちの良いひとときを過ごした。金堂に戻ってくると、遠雷が俄に近づいて、大粒の雨が降り始めた。諸仏の照り輝いているところへ、白雨が降りそそいで、一層素晴らしい眺めであった。(昭和45年・句集『緑雲』所収)
先ほど外に出てみましたら、それはそれはキレイなお月様でした。
そうだ!そうだ!今日はお団子の代わりに〝団子汁〟を作ろうと…思いつきました。この団子汁は、父が大好きで母の自慢の料理の一つ。私も小さい頃から好きで、よく食べていましたから。
大分では、団子汁が名物郷土料理になっています。しかし、以前大分の食事処などで食べた団子汁は、母のとは大違いなんです。
〝名月〟は新芋の頃ですので〝芋名月〟とも言われます。だから、昔は里芋を皮付きのまま茹でた〝衣被(きぬかづき)〟を枡に入れて、我が家でも供えていました。
土砂降の芋名月とこそはなりぬ 石塚友二
しかし、母の団子汁に入れるのは、里芋ではなくて必ず甘藷(さつまいも)でした。団子は母が小麦粉を直に手で捏ねて、それを手で引き延ばしながらちぎって入れるもの。その団子がモチモチとして…これが美味しいんですよ。この団子の味はどんなにお金を出しても食べられないものなんです。
大分ではお土産に団子汁を売っていますが、その団子は既成の幅広のうどんのようなもので…、マズいとはいいませんが、それなりのものです。いつか、大分にいた友人が作ってくれた団子汁も…言っちゃなんですが、〝違う!違う!こんなもんじゃないわ〟と、でも、…黙っていました。
私の団子汁は、幼い頃から体で覚えた母譲りのものですから…誰に食べさせても、今まで美味しくないということばを聞いたことがありません。アハハ…これ、手前味噌ですね。でも、これだけは自信があるんですよ。あの団子のコシは、小麦粉が何ぼで水がいくらだとかいうように、数字的には説明できません。殆どがカンと手の感触だけで作りますので、教えることもできないのです。でも…自分で言うのもナンですが、本当に美味しいんですよ。アハッ、しつこいね!(笑)
具のタップリ入った団子汁は、栄養価も高く、特に冬場には体が温まっていいものです。では、今日の具を紹介しましょう。豚肉、白菜、人参、椎茸、平天(薩摩揚げ)、甘藷、それらを煮て、味噌で仕立てる。団子は最後に入れて、一煮立ちしたら葱を散らして出来上がり。具は、他に大根や牛蒡など、何でもあるものでいいのですが、イモ類は甘藷だけにします。そうすると、藷の甘みが味噌と混じって絶妙の味になるんですよ。藷嫌いの主人でも、美味しいと言って食べますので、是非一度お試し下さいね。
横に長い建屋??いくつもの寺を見て回ったので定かでない。
◎唐招提寺の仲秋讃仏会に参加したつもりなって
・ 名月の仏へそそぐ紙燭かな
猿沢の池、奈良の鹿、若草山などが頭を巡らし、18歳の若気に還り、そんな気持ちになっていた。
いつの修学旅行ですか?
縄文人さんの高校時代ってどんなだったのでしょうね。バンカラかな…
〈名月の仏へそそぐ紙燭かな〉
これはいい句ですね。光の重複が…片や煌々と上から照らす月の光、片や下から紙燭の柔らかな蝋燭の光…仏様が益々神々しく見えることでしょう。
いつまでも〝若気の至り〟で、頑張って下さい。
突然の書込み失礼致します。
この度は皆様に知って頂きたい事があり、誠に恐縮ですが書込ませて頂きました。
マスコミが大きく報じぬ中、連日中国の日本領海侵犯が増大し、尖閣侵略を狙っている現状を、
中国に侵略虐殺を受けるチベット等の姿と重ね今多くの方にどうか知って頂きたいです。
戦後日本を弱体化させる為、アメリカが作成した日本国憲法施行後、韓国が竹島を不法占拠し、その際日本の漁船を機関銃で襲撃し、多くの船員が死傷しました。
北朝鮮は国民を拉致し、日本全土を射程に入れるミサイルを数百発配備しており、尖閣には中国艦艇が侵犯する現状でも、憲法の縛りで日本は国を守る為の手出しが何一つ出来ません。
現在まで自衛隊と米軍の前に中国や北朝鮮の侵攻は抑えられて来ましたが、米軍がいつまでも守ってくれる保証は無く、時の政権により米軍が撤退してしまえば
攻撃されても憲法により敵基地攻撃能力が無い自衛隊のみでは、日本はチベットと同じ道を辿りかねません。
9条の様に非武装中立を宣言しても、平和的で軍事力の弱かったウイグル等を武力で侵略し、現在進行形で覇権拡大を行い「日本の領海を力で取る」と明言している中国や、
核ミサイルで日本を狙う北朝鮮、内部工作を行う韓国が尖閣等から侵略の触手を進めているからこそ、GHQの画策により戦う手足をもがれた現憲法を改正し、
自立した戦力と抑止力を持たなければ国民の命と領土は守れないという事を
中韓側に立ち国民を煽動する野党やメディアの姿と共に
一人でも多くの方に知り目覚めて頂きたいと切に思い貼らせて頂きます。
https://pachitou.com
長文、大変申し訳ありません。
唐招提寺は広い
春だったかな
お茶会があるんだな
大きな茶碗で、濃茶を回し飲みするんだな
イモは代用食にもなる
サツマイモなどは、米の代用食であった
だから戦時中の世代には、嫌なんだな
戦争のひもじい思いがあるな
汁 出汁は和食の基本だな
それと香の物だな
返信拝見しました。いろいろ書いて下さってアリガトウございます。
ところで、メールで〝あなたの1年前の記事…〟といって送ってくるでしょう?風の盆さんはたまにしか書かれないので来ないのかな…。
見ると去年の今日のブログは〝十三夜〟について書いていたのですが、このころのには風の盆さんのコメントがいつも入っています。よく書いて下さっていたんですね。改めてお礼を申し上げます。アリガトウございました。
学校から帰るとおやつ?それともお昼ご飯だったのかな…イモを食べていた気がします。好きなんですけど毎日だとやっぱり飽きるんですね。
でも、代用食だったからというんじゃなく、男性は嫌いみたい。女性は代用食でもイモは好きという人が多いですもの。
カボチャも男性は嫌いな人が多く、女性は好きですよ。これは何かがあるんでしょうか。