ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝きらら俳句教室〟第7回目で~す!

2020年11月22日 | 俳句

 ぼやぼやしてたら今年も今日を入れたらあと40日ですよ。どうしましょう? 何を? いや何かワカリマセンけれど…そんな気分なんです。

 だって先日からのコロナのニュースを見ていると、あれよあれよとうなぎ登り…。本日感染者の最多数が出た所は…と、全国地図に真っ赤に塗られた県が…。見ると、あれ!山口県が入っているじゃありませんか。あの時は18名だったかな…。びっくりしました。以前感染者数が0の県などを見たときは半分ぐらいあったのに、この時はたったの4県でしたよ。恐ろしいことになりそうで…コワイ!

 報道によれば、国内感染者が5日連続で2000人を超えるなど、第3波は大きくなる一方、無症状の感染者も多いものの、それよりも重症化リスクの高い中高年の感染が増えてきているのが心配ですって。だって、今日国内死者も2000人を超したんだとか。

 昨日21日、新たに確認された新型コロナウイルス感染者は全国で2586人で、4日連続で過去最多を更新しています。東京は539人、埼玉173人、千葉109人、大阪415人など各地で過去最多を更新。政府は、新型コロナウイルス感染症対策本部を首相官邸で開き、菅首相が「感染拡大地域を目的地とする新規予約を一時停止するなどの措置を導入する」と表明したようです。今日などは、大阪府が東京を抜いて過去最多…どころか全国最多の490人だったとか。この数字を見るともう止めようがなさそう!

 しかし、再び経済に大打撃を与える緊急事態宣言のような厳しい自粛に逆戻りするのはどうなんでしょうか。私にはよくはわかりませんが、せめてそうならないためには、家庭内感染や職場クラスター(感染者集団)から身を守る必要がありますね。専門家は「3密」(密集、密接、密閉)回避だけでは不十分だとして、具体的な自衛策を挙げているそうですが…。どんな自衛策があるのでしょうか。早速調べて見ないと…

 山口県でも20日、20~70代の男女23人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。1日当たりの感染発表は2日続けて過去最多を更新。そのうち岩国市は18人に上り、クラスター(感染者集団)が相次ぎ発生している繁華街などの飲食店関連で12人の陽性を確認。ということで同地域を巡る感染者は58人となっています。さらに県は22日、岩国市、宇部市、美祢市の20~60代の男女7人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表。その7人の内訳は岩国市5人、美祢市と宇部市各1人。県内での感染確認は再陽性の2人を含めて延べ351人となりました…ですって。

 宇部市に1人とは?…まだ市の広報には出ていませんでしたが、先ほど見ると50代の男性会社員で宮崎市患者の接触者だそうです。9月27日から1人も出ていないというので、少しは安心していましたのに…。またこれから増えるのではないかと心配です。やっぱり油断大敵ですよね。アブナイ、アブナイ!

 ところで、このところ特別に忙しかったので書くことが溜まってしまいました。さて、さて何から始めましょうか?

 では先ず一番近いところから…昨日の〝きらら俳句教室〟の第7回目からいきましょう。

 今日はもう朝から曇りで午後は雨がシトシト降り出し…なんですが、昨日は暑いぐらいの良い天気でしたよ。アラまた、また…アハハハ…

 いつものように9時30分より20分ほど講義をして、それから公園のいつものコースを吟行です。講義の時、紅葉の話を少し。季語に「紅葉かつ散る」というのがあって、これは晩秋の季語。「紅葉」だけでも季語なんですが、この季語の「かつ」というのがとても重要な働きをしています。漢字では「且つ」と書き、〝一方では〟とか〝同時に〟という、二つの動作・状態が並行して同時に存在することを表す語です。ということで、この季語の意味は、木々の葉が紅葉しながら同時に散るということ。

  紅葉且散るひとひらはまなかひに       杉本 零

 ところが、「紅葉散る」または「散紅葉」というと、これは初冬の季語になるのです。要するに「紅葉かつ散る」のは、紅葉した葉が木にまだたくさんあって、それが一つ二つと散り始めている景だということ。しかし、「紅葉散る」は〝散る〟方に重点があるので葉はかなり少なくなっているでしょうし、散る状態も次から次にハラハラという感じでなんです。また、「散紅葉」というと、これはもう地面いっぱいに散り敷いた葉のことなんですよ。このように雅ないにしえ人たちの目はいつも自然の微妙な移り変わりをとらえて歌や句に詠んでいたんですね。それだけ昔は自然と一体になれるようなゆったりとした世の中だったということなんでしょう。今は煩わしいものが余りにも多すぎて…ナント心にゆとりのないこと。

 こんな話をして吟行したものですから、どこへ行っても、〝ほら、これも紅葉且つ散るですよ!〟と、みんなとても賑やか。今回出た季語で一番多かったのは〝枯葦(かれあし)〟、他に〝小春日〟〝冬ぬくし〟〝鳰(かいつぶり)〟〝冬紅葉〟〝鴨(かも)〟〝冬すみれ〟などが出ました。

 今月の最高点句は〈小春日や池のさざ波煌めきて〉、次点句〈ここだよと香りて誘う冬すみれ〉でした。

 また一つ勉強して…賢くなったことが!「ハマヒサカキ」の花が今満開で、その枝には実もたくさん付いていて、色が綺麗だねえ~などと話していると、レンジャーのNさんが、〝これは去年の実なんですよ。〟と。花と実が共存しているが、この実は去年の花のものということなんですって。ヘエッ、そういう植物もあるんですね。植物は全て、花が咲いたら直ぐに実になるのかと思っていました。ハイ、為になりました。アリガトウございます。

 ちなみに調べて見ましたら、「ハマヒサカキ」は、浜姫榊、浜非榊と書いて、ツツジ目/サカキ科/ヒサカキ属です。海辺に生える常緑の低木で、雌雄異株。花期は、11月中旬~下旬、結実期は、10月中旬~11月上旬。ヒサカキの仲間ですが、葉が丸っこくて縁がカールする。祭具としては代用せず、砂防林や公園などの生垣としてたくさん植栽されているが、自生はないと。ハマヒサカキが満開の頃は”ガス漏れ臭”がすることがよく知られ、ガス漏れ事故と勘違いした通報がされたり、異臭騒ぎが起こったりしたことも。アッ、大抵何でも匂いを嗅いでみるのですが、今回は忘れました。ザンネン! この実は一年かけて黒っぽく熟すんですって。もう一つ、雄花と雌花があって大きさが雌花は雄花の5分の1もないくらいですが、それが実になるのが雌木なんですよ。雄木は花だけで実ができません…アハハハ…当り前ですかね!アハッ…

 では、写真の説明を…。やはり冬は花が殆どなくて、〝枯れ色〟の世界ですね。

①きらら浜公園の湖 ②レンジャーのNさん。会員の方が作ってくれたマガモの帽子だってよ! ③ハマヒサカキの花。ボケましたけど…。これは季語になっていませんが、ヒサカキの花は春の季語なんですよ。 ④⑤ハマヒサカキの実。真っ黒になるまでにオレンジから紫色まで…いろいろあります。 ⑥トベラの実が弾けたもの。 ⑦シャリンバイの熟した実。 ⑧サルトリイバラの実。 ⑨冬すみれ。 ⑩カクレミノの葉。塩害で一度枯れて若葉がでたもの。

 


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2 コメント

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Unknown (ちわき)
2020-11-23 17:22:42
K.Mさん、こんにちは!
いつもコメントアリガトウございます。
サルトリイバラは、こちらの柏餅などには欠かせない葉です。山口の方では〝おてんぽの葉〟、私の故郷では〝かんからの葉〟と言って、この葉を取りに行かされると柏餅が食べられるので喜んだものです。塩漬にはせずそのままの葉で作りますが、若葉ははがしにくいので、古い固い葉を使っていましたよ。俳句ではこのサルトリイバラのことを「山帰来(さんきらい)」と間違って詠まれたらするのですが、本当の山帰来は日本にはないそうです。
K.Mさんも年末ですが、くれぐれも気をつけてお過ごし下さいね。
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Unknown (Unknown)
2020-11-23 07:07:32
お早うございます!
サルトリイバラは関西以西では葉が大きく塩漬けして軟らかくして柏餅を包むのに使われる。とありました。葉の活用は、趣を感じさせてくれます。
新型コロナウイルスの感染者は、夜の街関連から、家庭内、職場へと自然の流れのようです。gotoトラベル・イートを進めていたのは、重症者、死亡率の推移が関係しているのでしょうか。政府も戸惑い一進一退のようですね。私のような高齢者は、いつもおとなしくしています。公共の交通機関は、できるだけ避けるようにしたいですね。K.M 
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