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うつ病‐4・・・方剤解説・・・2.クラシエ薬品半夏厚朴湯

2015-03-07 15:15:01 | 日記

昌栄薬品の宮原 規美雄です

うつ病‐4

・・・方剤解説・・・

2.クラシエ薬品半夏厚朴湯は<金匱要略>という書物の婦人雑病論という篇に記載されています。

【組成】

半夏(はんげ);辛平の水剤といって水毒のある人に用います

茯苓(ぶくりょう);甘平の水剤といって水毒のある人に用います

厚朴(こうぼく);苦温の気剤といって気の運行を円滑にする薬物です

紫蘇葉(しそよう・紫蘇の葉);辛温の気剤といって気の運行を円滑にする薬物です

生姜(しょうきょう);辛温の気剤といって気の運行を円滑にする薬物です

【効能】

体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感

【解説】

クラシエ薬品半夏厚朴湯は半夏・厚朴が主剤で半夏は食道部から胃の水分の停滞を取り除き、気をめぐらすもので、厚朴はよく気の運行を円滑にし、半夏の働きをたすけます。

茯苓も半夏と同じような作用をして胃内の水分の停滞を取り除きます。

生姜(しょうきょうとよみます)は気の痞えを去り、半夏、厚朴、紫蘇葉に協力します。

紫蘇葉は気を開くもので、気分を引きたてる働きがあります。

 のどのつかえは

「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん・咽喉部に焼いた肉片が引っかかっているような異物感があるもの)」又は

「梅核気(ばいかくき・咽中が梅の核のようなもので塞がれている感じがすること)」とも言い

食道狭窄と痙攣、ヒステリー性咽喉絞搾感などにこの処方が著効をあらわします。

咳、喘息、妊娠悪阻などにも用いられます。

参考

精神症状について大塚敬節先生は「気分が重く晴々としない、何となく不安である、身体中処を定めず動悸がする」といった症状は重要な目標であるとしめされております。

【このような人に】

○精神的なストレスによって喉の痞えを感じる方に

○精神症状に加え、ストレス性の咳嗽でお悩みの方に

○ストレスや精神不安で吐き気を覚える方に

【適応病名】

ノイローゼ、ヒステリー、神経症、不安感、気うつ、バセドウ氏病、浮腫、咽頭異物感、声がれ、気管支炎、食道狭窄、喘息、百日咳胃腸衰弱症、胃アトニー、嘔吐、妊娠悪阻

 

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