昌栄薬品の宮原 規美雄です
うつ病-7
クラシエ薬品桂枝加竜骨牡蛎湯の
構成薬物
桂皮(けいひ・ニッキ) 味はピリ辛く温める作用の気剤
芍薬(しゃくやく) 味は苦く熱があれば冷ます平という作用のある水剤
大棗(たいそう) ナツメ味は甘く平という作用のある脾胃剤
生姜(しょうきょう) 味はピリ辛く温める作用の気剤
甘草(かんぞう) 味は甘く平という作用のある脾胃剤
竜骨(りゅうこつ・恐竜の化石) 味は甘く、少し冷やす作用のある気剤
牡蛎(ぼれい・カキの貝殻) 味はしょっぱく、平という作用のある気剤
【効能】
体力中等度以下で、疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすいものの次の諸症:神経質、不眠症、小児夜泣き、夜尿症、眼精疲労、神経症
【適応病名】
神経衰弱、健忘症、小児夜尿症、夜啼症、脳溢血、チック症、不眠症、精神不安、高血圧症、動脈硬化症、更年期障害、性的過労、陰痿、遺精、夢精、陰茎強直症
【解説】
桂枝加竜骨牡蛎湯は桂枝湯に竜骨、牡蛎を加えた処方です。
桂枝加竜骨牡蛎湯は桂枝湯証(冷えのぼせ型、自汗があり、疲労感を伴うもの)と竜骨、牡蛎の証が重なった人に用います。
竜骨は「臍下の動を主治す。傍ら煩驚煩躁失精を治す」(吉益東洞『薬徴』)と古典に記載があり、煩驚(神経過敏の状態で、非常に驚いて心悸亢進したり不安を感じたりする)、失精(性交によらず精液を自然に漏らす病証)、神経衰弱などの神経症に適応し、気を落ちつかせ、疲労を治し、水気を取り去る薬能があります。
竜骨、牡蛎中にはカルシウム、必須アミノ酸が多く含まれていることによりカルシウム不足のもの、興奮しやすいものの、強壮強精の目的に繁用します。
竜骨、牡蛎の配合された処方に柴胡加龍骨牡蠣湯があげられますが桂枝加竜骨牡蛎湯の証の違いは、柴胡加龍骨牡蠣湯は柴胡、黄芩、大黄などの苦味剤・血剤の配合の為、胸苦しさ等の熱症状(体温ではない)が現れてくることです。
受験での不安、クラス替えでの憂うつ、不眠、精神不安、神経質な人の自律神経失調症、眼精疲労などがある勉強の手助けになる処方です。
うつ病も冷えにより発症することもあります、附子剤と合わせ服用することもあります。
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本体価格
250g 8,000円
500g 15,000円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円