海の精カレンダー
二十四節気
海の精クラブより
季節を楽しむ
七十二候通信
「七十二候」は「二十四節気」の各節季を約5日ごと3つの候(初候、次候、末候)に分けたものです。
ともに中国から伝わったものですが、中国の表現をそのままの「二十四節気」と違い、「七十二候」は日本の気候や動植物にあわせて修正されてきました。
より身近な季節の移ろいを知ることができます。
七十二候
末候7/2~
半夏生 はんげしょう
夏至から数えて11日目。このころまでに田植えを終えていないと収穫が見込めないと考えられていました。
無事に田植えを終わらせた農家は、田の神を祭り、麦団子や御神酒(みき)を供える習わしがあります。
半夏(はんげ) 漢方医学大辞典 薬物篇
出典は「神農本草経」。別名は老鴰頭、地茨菇、麻芋果、三歩跳。サトイモ科植物カラスビシャクPinelliaternata(Thunb.)Breit.の塊茎である。
四川・湖北・安徽・江蘇・浙江・河南などに主産する。
性味は辛、温、毒がある。
脾・胃経に入る。
効能は燥湿化痰、降逆止嘔、消痞散結。
臨床応用は
①痰飲咳喘、痰厥頭痛、眩暈不眼、悪心嘔吐、反胃、胸脘痞悶、腹脹を治す。
②癰腫未潰、鶏眼には粉末にして調合して塗布する。
子宮頸糜爛、外傷出血には粉末として撒布する。
早期乳腺炎には葱の白根と共に搗いて、鼻に入れて置く。日に2回、1回に半時間。
急性・慢性化膿性中耳炎には粉末として焼酎に24時間浸して上澄みを耳にたらす。
蛇咬傷には新鮮品を搗いてはりつける。
内服の場合製半夏を用い、外用の場合生半夏を使用する。
本品は川烏、草烏附子にそむく。
仙半夏(不明)の効能は製半夏のそれと同じであるが、性質は比較的温和で、体質虚弱の患者に適用する。
しかし、近年来その生産と応用が少なくなる。
本品は1-ephedorineとcholineを含む。また精油、β-とβ-aminobutyric acid,3,4,-dihydroxybenzaldehyde, homogentisic acid, β-sitosterol, sitoslerol glucoside などを含む。
煎剤はネコの実験性咳嗽に対して鎮咳作用がある。
アルコール抽出液はラットの実験性珪肺症に対してある程度の治療作用がある。
煎剤はイヌに対して止吐作用を有し、有効成分はアルカロイドであると考えられる。
しかし生半夏は催吐作用があり、有効成分は3,4-dihydroxybenzaldehyde と homogentisic acidであると思われるが、加熱によって破壊したら止吐作用が依然としてかわからない。
本品に含まれる γ-aminobutyric acid は一時的な降圧作用があり、臨床で降圧剤として有効であることが認められる。
燥湿化痰=祛痰(痰を取り去る)法の一つ
降逆止嘔=吐きけを止める
消痞散結=食べたものが停滞するのを消散させる。
痰飲咳嗽=飲食物が停滞することによる咳
痰厥頭痛=四肢が冷え頭痛する。半夏白朮天麻湯
眩暈不眼=眼をつむりたくなるようなめまい?半夏白朮天麻湯
悪心嘔吐=吐き気を感じるが胃の内容物を吐けずに水分のみ吐き出す症状。
反胃=食後腹が充満し嘔吐を伴う胃の病気
胸脘痞悶=胸がつかえ苦しい
腹脹=腹中が張り、痛みはない症状
癰腫未潰=腫れ物がまだ潰れていないもの
鶏眼=魚の目
川烏=生薬、キンポウゲ科ハナトリカブトの塊根
草烏=生薬、キンポウゲ科Aconitum kusnesoffii、その他Aconitum属植物の塊根
附子=生薬、キンポウゲ科トリカブトの塊根。劇薬で利尿・強心・鎮痛作用がある。烏頭(うず)、天雄ともいう
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