海の精クラブより
季節を楽しむ
七十二候通信
「七十二候」は「二十四節気」の各節季を約5日ごと3つの候(初候、次候、末候)に分けたものです。
ともに中国から伝わったものですが、中国の表現をそのままの「二十四節気」と違い、「七十二候」は日本の気候や動植物にあわせて修正されてきました。
より身近な季節の移ろいを知ることができます。
次候7/28~
土潤溽暑 つちうるおうてむしあつい (土が湿って蒸し暑くなるころ)
「溽暑(じゅくしょ)」は、夏の季語で、蒸し暑いことを表します。
梅雨が明け、ますます暑くなり、雨に濡れた地面からは、もわっとした熱気が立ちの登り、蒸し暑くなります。
「溽」は一語で「むしあつ(い)」と読みます。
7月28日は土用の丑の日
歳時記 土用(どよう)の丑(うし)
季節の変わり目の土用は体調を崩しやすい時期で、丑の日には「う」のつくものを食べると夏バテしないという伝承があり、うどん、梅干、瓜などを食べていました。
それをヒントに江戸時代の蘭学者平賀源内が鰻(うなぎ)屋の宣伝に一役買い、鰻を食べる習慣が定着しました。
土用の丑の日に鰻って?
江戸時代、蘭学者で発明家の平賀源内は、夏の土用の丑の日に「う」のつくものを食べると縁起が良いとされていたことから、夏に閑古鳥が鳴いていた鰻屋のために「土用の丑の日」」という宣伝文句を作りました。
そうしたところ、鰻が飛ぶように売れるようになったと言われています。
土用とは
土用は春夏秋冬・季節の変わり目に年4度訪れ、それは人体五藏では脾にあたり『胃腸への負担の少ない、消化の良い温かい食物を摂る時期』となっています。
身体のため美食・飽食を控えるようにすると良い時期です。松浦漢方資料再掲載
令和3年(2021年)10月20日~11月6日
令和4年(2022年)1月17日~2月3日
令和4年(2022年)4月17日~5月4日
が土用になります
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