平安初期の歌人である在原業平(ありわらのなりひら)が建立したという、
古都・奈良の不退寺を訪ねました。
在原業平(825-880)は三十六歌仙にあげられるなど、才気溢れる文人でした。
また、「伊勢物語」の主人公だと伝わり大変な美男子であったといいます。
しかし、祖父が平城天皇という皇親でありながら
朝廷内にあって絶対的な権力を握る藤原氏一族に阻まれ
その生涯は不遇であったといわれています。
本堂(室町時代・重要文化財)
境内に置かれた大きな鉢に熱帯睡蓮が数輪咲いていました
この青は秀逸でした
中心部の鮮やかなイエロー
寺院の右前には、田んぼが広がり、整然と植えられた稲が
時折吹く風になびいていました。
END