高山植物の女王とよく紹介される駒草。
この時期どうしても見ておきたい花の一つでした。
駒草という名の由来は、ズバリ馬の顔に似ているから。
原産は日本。本州中北部から北海道の高山に、7-8月に見ることができるそうです。
ある写真雑誌にこんな話が載っていました。
ある日、友人のアマチュア登山家に駒草の写真を見せられた時に、
つい「女王と呼ぶには地味ですね」と言ってしまい、しまったと思った。
しかし、その人は諭すようにこう言ったそうです。
「そうでしょう、ところが、山の上で、この花を見ると
全く違ったものに見えるのです。
その感激は自分の足で登った人でないと味わえません」と。
実は、この記事を読んで、どうしてもこの駒草の実物を見たくなって
今回、咲くやこの花館を訪ねた次第です。
結果は、私もこの花を見て正直、
やはり「女王と呼ぶには地味ですね」と思いました。
やはり自分の足で山に登るという体験がこの花には必須と実感しました。