朝飯田市を立ち一般道153号線を走り帰路につく上り坂の連続で治部坂に辿り着いた。
その前に宿泊地の下條村サンモリユー近くの道の駅で土産を買い後は前日来た道をひた走る。
頂上場所の治部坂峠の紅葉は既にスッカリと落葉足を踏み入れると枯れ葉がかさかさと鳴り晩秋の佇まいを呈しており勿論人影無くひっそりとしている。
今日は土曜日で天候好く間違いなく多くの観光客が外出車の渋滞が予想される。
長野県から愛知県へ入る前に昨日訪ねた根羽村の柿の木を再度カメラに収めるべく立ち寄る。
昨日は午後の太陽が頭の上にあったが今度は斜光でまた違った風景である。
同じ被写体ではあるが射す光と影のバランスで写真も趣が違ってくるものだ。
プロと違い素人の撮影ではあるが気持ちはいっぱしのカメラマン気取りだ。
山梨ナンバーの車が一台二人の老人が三脚を構え既に撮影中であった。
写真としては全ての葉が落ち柿の実だけの写真が最高である。
出来得れば11月下旬に再度訪ねたいものだ。
豊田市に入りこのコースを通る度に必ず購入する「かしわ料理・花の木」で鶏のもも焼きを土産の追加として手に入れる。
紅葉の名所香嵐渓近くになると車の数が増えて来た。
香嵐渓に向かう反対側の道は数キロにわたり車の列で横目に見ながら渋滞の様に驚かされ走行する。
車中妻と今回の旅の総括をする。
紅葉はやや遅かりしのんびりとしたが天候好く暖かな日和に恵まれ清々しい空気を吸い温泉に浸かりそれなりに楽しめた。
驚かされたのはこの施設もgotoトラベル適用だと受付で聞かされ超格安な料金には唯々ビックリしたものだ。
治部坂峠の晩秋の風景
黒地の柿