柏からイタリアニュース

イタリアの今をイタリアメディアの記事からお届けします。

バルト海のノルド・ストリームの爆破事件はウクライナによる計画

2023-06-07 19:12:53 | 政治
Corriere della sera  7 giugno 2023 (modifica il 7 giugno 2023 | 11:00)

«La segnalazione alla Cia: Nord Stream sarà bucato». L’imbarazzo di Washington per il piano ucraino
ウクライナによるノルド・ストリームの流出事故計画は、事故のあった3ヶ月前の昨年の6月にはすでにウクライナのひとりの軍人からCIAに知らされていたことをワシントンポストが報じた。


ノルド・ストリーム1&2の破壊は昨年の9月26日のことだった。米国CIAはウクライナの情報員から証拠を握った欧州のある国からすでに6月時点で計画があることを知っていた。この報告はビデオゲームの Discord da Jack Teixeira(マサチューセッツの国防情報員20才)によって拡散された。しかし、ワシンポストによれば、バイデン政権の別機関による裏付けが取れたと言っている。

今のところ、ホワイトハウス、CIA、ウクライナ政府はコメントを出していない。今時の戦争のもっとも不透明な出来事のひとつだろう。6月に発覚した計画は3ヶ月後に起こった事件とまったく合致している。ウクライナの専門家6名で構成されるチームが、ドイツで一艘の船を借り、約80メートルの海面下にあるパイプラインに到達するための装備を準備していたのだ。現時点でドイツの捜査当局は昨年9月に6人のウクライナ人(偽パスポートを所持)がポーランドの会社経由でGoletta船を借りたとしている。船の中にはパイプライン爆破に使った僕発物の痕跡があった。これらの破壊工作員は誰の命令に従っていたのか?首謀者は軍部のトップValery Zaluzhnyと思われる、但し、ゼレンスキーは知らされていなかったか。それはなぜか?これは今のところ不明。おそらくウクライナが関わっていることを否定するためだったか、ゼレンスキーへの影響がないようにするためだったと思われる。しかし、事件の真相が明らかになることはバイデンにも深刻な影響がある。もしもCIAがはるか事前に計画を知っていたとするなら、なぜ9月26日以降バイデン政権はモスクワへの疑念を表明し続けたのか?バイデンは常にウクライナの前線での衝突に結びつけようとしていた。いつもこうだ。CIAは活動を隠していたか。または、何らかの理由で、ノルドストリームについてはキエフはバイデンの意向を無視したのか?

(本文)
https://www.corriere.it/esteri/23_giugno_07/segnalazione-cia-nord-stream-sara-bucato-l-imbarazzo-washington-il-piano-ucraino-be0ea718-0506-11ee-874a-78fbf24a95c4.shtml