柏市では各所で地区計画を定めており、柏の葉周辺でもいくつかの地区計画が制定されています。
たとえば柏の葉キャンパス駅周辺の地区計画を見ると地図上で住宅地区や商業地区、沿道地区などを指定しており、各地区の方針や用途の制限、最低敷地面積、壁面の位置などが規定されています。
ところで最近お隣の流山おおたかの森では駅近傍の商業地に地上8階建てのパチンコ店の開発届け出があり、大きな関心を集めているようです。
参考までに柏の葉の地区計画を見てみると、「マージャン屋・ぱちんこ屋」についても記述がされており、商業地区においても建設不可となっている場所もあります。
■ 商業地区A1、A2、A3 、 商業地区B1、B2、工業系地区
もちろん「マージャン屋・ぱちんこ屋」についても様々な意見があるでしょうし、全て排除されるべきものでもないと思います。あまりにも堅苦しい街や無機質な街では魅力があるとは言い難いでしょう。
まずは街の未来のためにこのような地区計画が制定されていることに感謝し、またその地区計画を了承していただいた地権者の存在も忘れてはいけないと思いました。
そしてあらためて柏の葉駅周辺の地区計画をよく見てみると、建設を制限している例として「マージャン屋、ぱちんこ屋」が記載されておらず「勝馬投票券発売所、場外車券売場その他これらに類するもの」とだけ記述しているものがあります。この場合、ぱちんこ屋が対象となるのかどうか良くわかりません。
たとえば駅前の商業地区A3(オークビレッジなどがあるエリア)についても「マージャン屋、ぱちんこ屋」だけが建築制限から外されており、建築も可能であるように見えます。
もしそれらの施設の計画が上がったときに、是非を戦わせるのではなく、普段から街の景観や機能についても真剣に住民が考えていき、まちづくりにおいて建設的な議論ができるような下地を作っていくことが大切なのかなと思いました。