柏の葉STORY

柏の葉周辺の移り変わりを記録しています

都市環境デザインスタジオ2015 講評会

2016-01-27 | 柏の葉のプロジェクト

先日UDCKにおいて都市環境デザインスタジオ2015の一般公開最終講評会がありました。

東京大学、東京理科大学、筑波大学などの学生たちが柏の葉周辺を対象に都市のデザインを考え、様々な提案を発表しました。

独創的で夢のある発表ばかりで、駅周辺の公共施設の整備を含めた提案もいくつかあり、興味深く聞かせてもらいました。

 たとえばこちらは149街区のエリアに広場を設け、その周辺に図書館や公民館などの公共施設とオフィスや集合住宅などを配置するという提案です。

  

 

 

そしてこちらは柏の葉キャンパス駅に新たに南口改札を設け、高架下をブックカフェなどに活用しながらスカイウォークで道路を横断し、南側の163街区や179街区の施設につづく動線を新たに構築するというものです。

(拡大版)

163街区、179街区には子育て支援施設や図書館、公民館なども含めた官民一体の複合施設を配置するという提案です。  (施設構成要素の案)

完成時のイメージ動画を制作されていて、その掲載を了解頂きました。

2015年度都市環境デザインスタジオ課題 「KASHIWA-NO-HA South Field」

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<企画提案・作品制作>

  東京理科大学 大学院 建築学専攻 都市計画・都市デザイン研究室 <伊藤研究室> 

  ・ 鈴木 宗一郎 さん

  ・ 末冨 亮 さん

  ・ 柳原 仁 さん

 代表連絡先

sosuzu1020@gmail.com

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どちらも学生の課題発表の域を超えた素晴らしい提案で、このまま眠らせてしまうのはとてももったいない作品でした。これらを参考にして多くの知恵を集め、柏の葉の未来について楽しみながら議論していけたらと思います。

もちろん実現のためには多くの課題や難題があるかと思いますが、できない理由を考えるのではなく、どうしたら実現できるのかを皆で考え続けていくことができればと思いました。

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流山おおたかの森駅前 市有地活用事業

2016-01-25 | 柏の葉のお隣り

(拡大版)

(スターツコーポレーションのHPより。一部加工)

流山おおたかの森駅の北口にある市有地の開発が具体的に進んでいます。

新聞の記事にもありましたが 昨年11月に審査が行われ優先交渉権者が決定し、その事業者からも内容についての発表がありました。

内容としては、

1.ホール(公共施設) : 席数515席、多目的ホール

2.市民窓口センター(公共施設)

3.ホテル(民間施設) : 11階建て、客室168室

4.商業施設(民間施設) : カフェ、フラワーショップ、子育て支援施設等

5.マンション(民間施設) : 13階建て、全251戸(分譲:内176戸、賃貸:75戸、オフィス利用可)

 

(音響に配慮した多目的ホール。流山市HPより)

 以前の計画通り、駅前に市が所有している土地の一部をマンション用地として売却し、その費用で公共施設を取得することにより、初期投資なしで公共施設の整備を行うというものです。

流山市の まちづくりの考え方 や 施設の内容 などが具体的に示され、それに基づいて審査されたようです。

 

柏の葉の場合、駅周辺には市の所有する土地は無いので、同じようにはいかないかもしれませんが、みんなで知恵を絞って仕組みを考えることで財政負担を抑えた公共施設が整備されることを期待しています。

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つくばエクスプレス 8両化への準備

2016-01-17 | 柏の葉のプロジェクト

つくばエクスプレスは利用客数が10億人を突破したそうです。

開業前は本当に乗客が集まるのか心配されていましたが、今では混雑が激しくなってきてその対応が期待されているほどです。 

現在の車輌は6両編成で運転されていますが、駅舎の構造は8両編成に対応したつくりになっています。

柏の葉キャンパス駅の橋脚をよく見ると、ホームから外れた位置に2か所だけ将来の8両化に対応できるような突起があるのが分かります。

そしてさらに敷地の範囲を見ると10両編成分の大きさの敷地になっていることが分かります。 

 

(拡大版)

つくばエクスプレスの車輌1両の長さは20mなので、40mは2両分の長さです。

その40mの敷地がホームの前後それぞれに確保されています。 

 (拡大版)

これはもともと計画時に最大10両編成を想定した設計で着工していて、途中(1996年)で見直しがあり最大編成を8両とすることとなり、当初12年程度は6両編成とする計画に縮小されたようです。

そのため、たとえば南流山駅の混雑緩和対策としてホームを前後方向に2両分(約40m)延長する工事を行い、停車位置をずらしていますが、これも当初の10両編成計画時に設置スペースが確保されていたことで実現できたものです。(ただし各駅の状況や電気・信号設備の整合などにより10両化は難しいようです)

 そして隣りの柏たなか駅を見てみると、同じように8両編成時に対応できるような作りになっていることが分かります。 

 

8両化の話と並行して、東京駅への延伸についても各自治体から要望が出されていますが、いずれにしても巨額な投資になるため慎重にならざるを得ないのでしょうね。

ちなみに東京駅への延伸検討の前提値として1日当たりの利用者数が27万人以上を目安にしていましたが、2009年には達成済みで、現在は34万人を超えています。

いつの日かそれぞれの計画が実現する日が来るのでしょうか?

コメント (8)
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「柏市 柏の葉 特命広報・キンちゃんのスマートシティへようこそ」

2016-01-12 | 柏の葉のプロジェクト

柏市の公式ホームページの「柏の葉 特命広報・キンちゃんのスマートシティへようこそ」で、この 柏の葉STORYを紹介して頂きました。

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1月6日の記事の中で柏の葉に関するいろいろなサイトを紹介していますが、その最後の部分でこのブログを紹介して頂いています。

 

柏の葉STORYはまったくの非公認ブログですが、柏市の公式サイトにも取り上げて頂くことができてありがたく思います。

これからも皆さんのサポートを受けながら、柏の葉のまちづくりをいっしょに考えていければと思います。

そしてご存知の方も多いと思いますが、「キンちゃんのスマートシティへようこそ」にはいろいろなイベントの情報などが掲載されているので時々チェックしてみてはどうでしょうか。

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柏の葉の移り変わり その20

2016-01-02 | 柏の葉の移り変わり

柏の葉キャンパス駅の北東側から見た風景の移り変わりです。

(後段に追記)

 

2003年10月 まだ駅が鉄骨の状態で向こうの空が透けて見えています。駅の周りには何もなく森と空き地が広がっています。

(拡大版)

 

2003年12月 ようやく駅の形ができてきました。

(拡大版)

 

2013年8月    10年間でここまで変わりました。周りに建物ができて駅が小さく見えています。ゲートスクエアを造っているところです。

(拡大版)

(以下2016年1月追記) 

2016年1月 ゲートスクエアも完成して約2年がたち、そこにあるのが当たり前の風景になってきました。

(拡大版)

いずれは手前の149街区農園やレストランなども姿を変えていき、ここから駅が見えなくなる日が来るのでしょうね。

 

2016年もよろしくお願いします。

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