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文法定着学習5 一般動詞の疑問文と否定文

2012年09月30日 08時14分56秒 | 後輩のみなさんへ
テキストでは長々と説明する疑問文と肯定文ですが、主語をグループ分けしておくとまたまた簡単。

疑問文

「グループの名前で質問を始める」と教えます。つまり、Do/Does+文?です。

DoのグループのYouなら Do you~?
DoesのグループのHeなら  Does he~?

*ただし、Does he likes dogs?だと、Doesとlikesの2つのカードにDoesのマークがついてしまい、
「Does Doesグループ」になってしまうので×と教えます。

講師の問いかけは
「どうしてDoesで始まるの?」生徒の答えは「HeはDoesのグループだからDoesで始める」
「どうしてlikesじゃないの?」生徒の答えは「Does Doesグループになってしまうから」

同様に否定文
「グループの名前にnotをつける」

DoのグループのYouなら You do not  長いから You don't
DoesのグループのHeなら He does not 長いから He doesn't

*ただし、He doesn't likesだと、doesn'tとlikesの2つのカードにDoesのマークがついてしまい、
「Does Doesグループ」になってしまうので×と教えます。

疑問文同様の問いかけをして、文法ルールを自分の口から言わせます。


これで、中学生の基礎となる文型はほぼ小学生のころに完成です。

ただ、カードはこれで終わりではなくて・・・


文法定着学習4  一般動詞の肯定文

2012年09月30日 08時07分49秒 | 後輩のみなさんへ
主語をDoとDoesにわけるのは、文法用語を使わずに小学生に文法を理解させるためです。

肯定文はとっても簡単

1 Doesという単語の最後はsです。
2 だからDoesのグループは動詞の最後にsをつけます。
  *ただし、have は has になる。
3 DoにはSがつかないので、動詞にもSをつけない


ね、とっても簡単でしょう?

だから、テキストで3単主語の文が出てきたら

He plays baseball.

講師「どうしてplayにsがついているの?」と問いかけ、生徒に「HeはDoesのグループだからSをつける」と答えさせます。
しつこいほど言わせます。
だって、生徒たちは覚えるのも早いのですが忘れるのも早いので。

テキストの欠点は、ターゲットになっていないときは生徒たちはそのターゲットに触れることがない。
だから、HTはいつでも重要な文はカードなどで復習させることが大切なのです。

たった5分。でも毎週続けると生徒たちは確実に伸びてきます。
小学生の時はわけもわからずに言わせられてきたこと、やらせられてきたカード文が中学生になると
「先生がやっていたことがよくわかったよ。そして、役に立っているよ」といううれしい言葉になって帰ってきます。

HTには根気のいる作業ですが、がんばります。

文法定着学習3 一般動詞の準備(主語分け)

2012年09月30日 07時54分01秒 | 後輩のみなさんへ
Be動詞が完成したら、次は難関の一般動詞です。

一般動詞を導入する前に主語分けの歌(Do Does Song)を歌います。

*主語分けの歌(Do Does Song)
これも私が勝手に作った歌(大きな栗の木の下でのメロディで)

I と You と 複数は Do
それ以外は、Does 3単
He や She や1のもの
I と You と 複数は Do

これを歌いながら、主語わけの概念を植え付けていきます。
そして、Be動詞をを練習しているころに主語分けをします。

講師用主語カードを使い
講師の問いかけ「Do or Does?」に生徒が答えます。
最初はクラス全員、その後、個人に切り替えて2~3か月かけて主語分けの練習です。

これができれば一般動詞はとっても簡単なんです。

文法定着学習2  Be動詞文作成

2012年09月30日 07時47分32秒 | 後輩のみなさんへ
主語とBe動詞が一致するようになったら肯定文の作成です。

~は学生です。
主語+Be動詞+名詞(単数形/複数形)の作成です。

~が変わるたびに、Be動詞と名詞の単数形複数形を変えなくてはいけない2つのハードルがあります。

*名詞の変化
名詞カードは表が単数形、裏が複数形になっています。
主語が単数ならばaのカードと名詞の単数形を使います。
主語が複数ならばaのカードをはずし、名詞を裏返し複数形にします。

これは2か月くらいがんばると80%の生徒が理解します。

中学生になったら英作文は書くので遅くなりますが、カードを使えば10秒カウントでどんどん英文を作成していけるPA生徒達です。

このときに、中学生で間違えやすい、「主語が複数ならば名詞も複数」という概念を徹底的に入れます。

マスターしたら疑問文

まず、ルールを言わせます。
講師が「Be動詞の疑問文は?」と問いかけたら生徒全員で「Be動詞を文の初めに持ってくる」と言います。

言えるようになったら、カードでチャレンジ

1 肯定文のピンクのBe動詞カードを文の初めに持ってきて、裏返し大文字に
2 主語カードを裏返して小文字に
3 ピリオドカードを裏返して?にします。

疑問文はこの3つが中学生で失点しやすいので何度も何度も練習です。

これができるようになったら、肯定文と疑問文を混ぜてどちらの文も10秒で作り変えていきます。

最後は否定文
これもルールを言わせます
講師が「Be動詞の否定文は?」と問いかけたら生徒全員で「Be動詞の後にnotをつける」と言います。

言えるようになったら、カードでチャレンジ

1 肯定文のピンクのBe動詞カードのあとにnotカードをつけます

否定文は簡単ですが、Be動詞の前に入れようとするので気を付けます。

あとは、否定文と肯定文と疑問文を混ぜてどちらの文も10秒で作り変えていきます。

根気のいる作業ですが、毎週5分があっという間に過ぎます。
また、生徒たちは毎週できることが増えていくと達成感があり、解答をコピーして渡しておくと家で練習してくる生徒もいます。
文法は個人差があるので、自分で「やらなくては」と思えば自分で学習できる環境をHTが作っておくべきだと思います。

文法定着学習1 主語とbe動詞

2012年09月30日 07時41分35秒 | 後輩のみなさんへ
PAから急に文法用語が入るようになりましたが、実は生徒たちはちんぷんかんぷん(笑)
だって、母語でさえ「主語」「述語」のカテゴリーしか習わないのに、品詞を出しては無理でしょう。

ということで、10数年使っている手作り文法カードがやはり威力を発揮します。

最初は主語がわかるように、緑のカードを持たせて講師が日本語を言います。
生徒は3秒カウント後に「発音しながら」そのカードを出します。

次にbe動詞チャンツを歌いながら「主語+Be動詞」の練習

*Be動詞チャンツとは
私が勝手に作った主語とBe動詞のセットを動作を入れながら暗記するチャンツです。
歌詞は
I am You are He is She is
This That It is
We are They are
These Those They are

これにメロディをつけて、アクションも付けます。

歌を先に1か月ほど歌わせてからカード練習です。