ザンクト・ゴアルスハウゼン近くにある伝説の岩山、ローレライです。
ライン川で最も狭い場所にあり、昔から舟の事故が多く、ローレライ伝説の舞台となってきました。
伝説では恋人の裏切りに絶望した乙女が、この岩山から身を投げ精霊となり、その美しい歌声で船乗り達を誘惑し、水底へ引き込んだと言われています。
また岩山の下にはニーベルングの黄金が眠っていると言われ、この伝説はリヒャルト・ワーグナーの「ニーベルングの指環」の序夜「ラインの黄金」のモチーフになったと言われています。
伝説のローレライは現在、ユネスコの世界遺産にもなっているライン渓谷中流上部をクルーズする、ライン川下りのハイライトとなっています。