我が家の食卓の貴重な和食材だった、日本製の納豆(個人的に大きめな中粒が好み)が、いつも買っていた日本食材店から消え、当面入荷見込みなしとなりました。
原因は福島原発事故後、EUが日本食品の輸入規制をかけたからだとか。
(過剰なチェック等で関連費用がかかりすぎて、採算が合わないみたいです)
他にも多くの日本食材が、ドイツ等への輸入規制対象となっており、在ドイツの日本食材店や日本食レストラン等に、大きな影響が出ているそうです。
福島の問題は、ドイツの原発対策にも大きな衝撃を与え、先週末のベルリンの反原発デモ後、ドイツ政府は全ての原発を2022年までに停止させることを決めました。
(代替となる電源購入先のフランスやチェコは、原発を使っていますが。汗)
日本の政治は駄目だ駄目だと言われつつも、個人的には何とか頑張って欲しいと思っているのですが、この数日の内閣不信任案提出、そして否決に至るまでの経緯等、メディアを通して聞こえてくる政局争いの茶番劇には、本当にうんざりしてしまいます。
被災地の現状は本当に深刻で、復興までの道のりは大変だと思います。
しかしそれだけではなく、世界各地で福島原発問題の影響が今なお出続けているといる事実、そしてそれが日本の経済や、日々の生活に大きな影響を大きな影響を及ぼすという現実を、もっともっと日本の政治家に実感して欲しいと思う今日この頃です。
この非常事態に打つ1手が、後の日本の未来に大きな影響を及ぼすというのに、こんなことで、本当に日本は大丈夫なんでしょうか。。。。。
※写真:冷凍庫から解凍した最後の納豆