コペンハーゲンから約30km離れたバルト海沿いの町、ヘルシンゲル(Helsingør)にある、クロンボー城(Kronborg Castle)です。
15世紀に作られた重厚な構えのこの城は、シェイクスピアのハムレットの舞台として有名です。
元々は海峡通行税徴収の為の要塞として作られたものらしく、この通行税でデンマーク王室が潤ったものの、近隣諸国との関係は悪くなる一方だったとか。
1574年から1585年にルネサンス様式に増改築され、その15年後となる1600年頃にハムレットが執筆されたと言われています。
エーレスンド海峡を挟んだわずか7km先には、スウェーデンのヘルシンボリがあり、現在は定期船が頻繁に往復していますが、昔は冬になると海面が凍って、両国間を歩いて渡ることができたようです。
この時はぽっかり空いた日曜日を利用し、電車でコペンハーゲンからヘルシンゲルに行き、そこから船でヘルシンボリへ渡り、電車でマルメを通って日帰りでコペンハーゲンまで戻りました。
船のチケットを含めて、1日周遊券をコペンハーゲン中央駅のチケット売り場で買うことが出来ます。
(確か5~6000円位だった気がします。同チケット売り場ではユーロ紙幣を使うことができました)
なおクロンボー城は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。