FCバルセロナのリオネル・メッシ選手が、史上初の4年連続バロンドール受賞です。
今回また新たなサッカーの歴史が作られた訳ですが、3年前にカンプノウで実際のメッシの生ゴールを目の当たりにしてから、彼を応援していることもあり、個人的にも嬉しく思います。
欧州在住時代に草サッカーをしていて、色々な国籍の子供達が、「オレがメッシだ、いやオレこそメッシだ」と言って、皆メッシになりたがっていたことを思い出します。
(一方、同じくスター選手のCロナウドになりたがっていた子供を見かけなかったのは、メディアが作り出しているイメージの影響なのでしょうか。苦笑)
今回の受賞でもう1つ印象的だったのが、FIFAの年間ベストイレブン11人が全て、リーガ・エスパニョーラ勢だったこと。
(バルセロナx5名、レアルマドリーx5名、Aマドリーx1名)
リーガ・エスパニョーラはバルサとレアルの2強が突出しているので、世界最強リーグはプレミア(イングランド)だ!という声をよく耳にしますが、他の欧州諸国のクラブチームの財政状況が芳しくなく、プレミアのチームが比較的リッチで、優秀な選手が同リーグに集まりやすい状況だとは思います。
2012-13シーズンは、香川選手のマンU移籍もあり、プレミアの試合を以前よりスカパーでみるようになったのですが、正直プレミアのフィジカル重視の古典的なサッカーはあまり面白いとは感じず、週末に頻繁にスタジアムへ通った、ブンデスリーガのサッカーの方がよっぽどモダンで、同じく何度かスタジアムへ足を運んだ、バルサのサッカーが、そのモダンなサッカーの最高峰だという意識を、一観客の視点ではより強く感じていました。
そういう意味で、FIFAのベストイレブンがプレミア勢ゼロ、バルサとレアル等のスペイン勢が埋め尽くしたという事実は、プレミアリーグの1つの改革のきっかけになってくれたらという期待があります。
ただ自分のこの目でみてきた、“変わりたがらない”イギリス人の頑固な気質を考えると、なかなか難しい部分もあるかもしれませんが。。。
※写真:前回訪れた2011年11月のカンプノウでのメッシのゴールを告げる電光掲示板。3年前と同じく、この試合でもメッシは目の前でゴールを決めてくれました。