今年の2月3日は、父親の67歳の誕生日でした。
週末を利用して、土日で地元に戻り、ささやかながらショートケーキを買って、病室で誕生祝をしました。
年末年始と違い、目に見えてわかる程、病状はかなり進行していましたが、「心地良いな、、、」と言って、目をつぶって聴いてくれました。
「次会えるのは春かな?」と父に言葉を投げかけながら、動かなくなった父の体を擦ったのですが、もう次は無いかもしれない、、、という、決して発せられることの無い言葉が宙を舞いました。
写真は実家に飾られていた、母方の叔母が幾夜もかけて1人で折ってくれた千羽鶴です。
今回、病気の進行状況を撮った、目を覆いたくなるような最近のCTの映像を、母親と一緒に医師から見せられましたが、当然本人には告げられないので、父の前では一生懸命に励ます言葉をかけています。
しかしこの千羽鶴をみたとき、その気持ちが本当にありがたく、涙がこぼれそうになりました。
病室でも懸命に父の介護をする母の姿を見ながら、「愛情はちゃんとカタチにすることができるのだ」と、教わっているような気がしました、、、。