あるイベントを見ていたところ、「北加賀屋の軍艦島」とのタイトルがありこれは
木津川の左岸に中山製鋼所の工場跡が見られ西成側から見れば「軍艦島」と同じ風景が見え
隠れたスポットとあり、一度訪ねて見たくバイクで走りました。片道35キロ余りの道のりを
行きましたが、右岸沿いは工場が立ち並び川沿いに行くことはできませんでした。恐らく
昨年のイベントの時のみ工場内の立ち入りが許されたのではないでしょうか。
折角この地まで来たので、大正区と西成区を結ぶ「千本松大橋」が見えたので行くことにしました。
今から45年前に大正区で仕事をしていた頃に車で走ったことはありますが一度歩いて渡って見たくなり
挑戦しました。
1973年(昭和48年)に完成、二階式螺旋状坂路で道路長1228㍍、高さ33㍍ で上空から
見れば「メガネ」に見え通称メガネ橋と言われ大阪名橋50に選定されています。又橋のたもとに
大阪市営の渡し船乗り場があり、対岸まで無料で自転車等を渡してくれます。
初めて33㍍の橋の頂上から周囲を見渡し懐かしい景色を堪能して夕方に帰宅しました。
西成側の渡船場
大正区の渡船場に向かう渡し船
地上33㍍の橋の頂上付近
アベノハルカス
橋の頂上からの大阪市内北方面のビル群
廃墟となった工場跡と遠くの近代ビルが対照的
桁下を33㍍の高さにしたのは大型船の通過を予測したのですが、橋が完成した年に第一オイルショック
がありその後景気が悪化、両岸にあった大型船を建造する造船所も一気に衰退し付近の工場も規模を縮小
し、今日に至っているそうです。赤さびた工場跡を見るとわびしい気持ちになり再び活気がみなぎる姿を
見たいものです。
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