カシラダカはつがいで来ることが多く、とさかがたっていることと、胸毛は白色です。
cは執筆者に大変ご苦労をかけている点であるが、執筆する時間が、勤務時間外となるため、作成委員になることによって、文化的な生活までも奪われる結果となりかねない。執筆者の都合の良い時期と、事務局で依頼する時期とがうまく合うように、例えば、学校関係では、夏期休暇時や連休をうまく設定し、利用することも時には行っているが、殆どの場合合致することはない。
今後の執筆方法の一案として一カ所に数日間執筆委員が集まり、集中して執筆できる工夫や流動研究員制度を利用して、研究員の方にお力添えをしていただくことを考えている。また、謝金等についても努めて多く支払われることも重要である。
d及びeは事務局側の問題であるが、職業訓練研究センターに教科書作成業務(教材含む)が雇用促進事業団訓練部より移管され、事務局担当者が職種系別に分担することとなったため、専門的立場から責任体制が引かれ、dの問題はある程度解決できたと考えている。
事務手続きは予算執行を伴うため、複雑な手続きを要するが、例えば、決裁等権限と責任を移譲し、極力単純化して行かなければならないが、取り外すことができない点も多い。
事務手続きの点で多くの時間を費やすことは、教科書発刊時期に大いに関係するため、今後とも検討すべき課題である。
認定申請業務や印刷業者との関係も徐々に合理的な方向に向かっているため、作成期間はある程度短縮できると考えられる。
終わりに、教材作成の方針、教材の特徴等を十分理解してうえでそれを活用願えれば、教材作成目的の大半は達成されたと考えて良いのではないかと思う。指導員が効果的に職業訓練を行いうるような教材を作成するべく、常に上述のように努力している。昭和53年度より、職業訓練研究センターが教材の開発作成を手がけるようになったので、その組織をフルに活用し、また、流動研究員や、関係諸氏のお力添えを得てよりよい教材、より使いやすい教材の開発作成に力を注ぎたいと考えている。教科書の内容が現状にマッチしない、誤字、脱字、写真の不鮮明、内容の古さ等について皆様の率直なご指摘、ご意見を当センターにお寄せくださるようお願いしたい。(このシリーズ最終回です)