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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ブックレビュー 「若手コア社員像」(4)

2013年03月23日 00時00分01秒 | ブックレビュー

 第2の点は、勤労者意識の変化や高齢化、女性の労働力化の増大等による雇用形態の多様化が進んできていることである。今後の雇用の在り方については、「長期蓄積能力活用型」(終身雇用的勤労者層)、「高度専門能力活用型」(高度な専門知識・技能を持ち1~3年の短期間契約だが高給を受ける勤労者層)、「雇用柔軟型」(スーパーやコンビニのパート・アルバイトなど比較的単純労働の勤労者層)の3つの雇用グループに分けられる。そして、これらのグループの雇用者に占める割合は、それぞれ現在の81%、7%、12%から将来は71%、11%、18%になると見られている。つまり、今後は終身雇用的な「長期蓄積能力活用型」グループの勤労者が減り、他のグループの勤労者が増えるということになる。この傾向は、企業側の考え方だけでなく勤労者側の考えでもあることにも注目すべきである。人事担当者としては、自社の要員管理に対して、この3つのグループの割合をどう設定し組み合わせるのが経営にとって効率的なのかを決める雇用ポートフォリオ(組み合わせ)が重要な仕事となってきている。