9月連休。
次男・長女と一緒に、ちょっとしたお出かけをしました。
京都御所の東側です。
たぶん萩の花だと思いますが、紫の花がきれいです
御所東エリア・寺町通りの横にある市営パーキングに駐車しました。
(3時間500円だったかな。)
歴史ある、鴨沂高校の門です。
たしか校舎の建て替えをするとか、しないとかで話題になっていたような・・・
このあたりは、古いお寺があったり、同志社の会館とかあったりして、
地味だけど、京都らしいスポットです。
御所東・寺町通り、丸太町通り近くまで来ると、お目当ての場所がありました。
見逃しそうな看板です。
京都市歴史資料館。
こんなところにあったのか、て感じですが
入場無料なわりに、結構面白い企画をされていて・・・
私がどうしても行きたかったのが、コチラ
旧500円札の岩倉具視公についての展示でした
この方は、マンガ「風雲児たち」でかなり面白く描かれていて・・・
私が一番ギャグのツボにはまってしまっているお方です。
公家出身といえば、聞こえがいいですが・・・
実像としては、下級公家でかなり困窮した生活を強いられており、(その原因が江戸幕府からの締め付け・・・)
そのことが明治維新への原動力となったのでしょう。
家は、レンタル賭場の裏経営などしていたので、幼少時から、極道の方の中でも物おじしない生活をし、
相当肝のすわった、したたかな人物であったようです。
うろ覚えでどんどん話をしますが、大政奉還とか、小御所会議というのでしたか、
お偉いさん同士の会議で、迷っているボンボン育ちのお殿様を一喝して、一挙に方針をまとめ上げてしまった、というあたり、
ドラマのようで格好いいですね。
(実際作り話も混ざってるでしょうが、目撃者談も沢山あるでしょうから、なまじ嘘でないでしょうね)
岩倉村に幽閉をしているとき・・・
古びた民家の中で、夜な夜な、薩摩や公家の面々、中岡慎太郎や坂本龍馬が訪れて談義を交わしたとかいうくだりも、わくわくしますね。
(私のイメージでは、土間でウンチングスタイルで密談、というイメージなのですが)
まあ、かなり、フィクションの読み過ぎで、実像と想像がかけ離れてしまった部分も、多々あるかと思いますので、
正しい資料を目にして、脳内イメージを添削していきたいと思います。
資料館では、子達と一緒ですので、わあわあと雑談しながら…さーっと見ただけでしたが、
4ページくらいの資料(上の写真のもの)を手に入れられたのが、うれしかったですね。
さて、横で「しんどい」「疲れた」「のど乾いた」とか連発している子達をなだめながら、
次なる目的地へ向かいました
寺町御門とかいう名前だったかな?
御所の東側を、北向きに歩いて行きました。
警備の堅い、御所の塀
よく見ると、石造りになっていて、すごくお金がかかってそうだ
塀の横は、緑が豊かで、良いお散歩になりました
で、目的地は、寺町と広小路通り(府立医大に向かう道)の交わるあたりにある・・・
梨木神社
街中なのに、すごい森になっていて、探しても中々見つかりませんでしたが
こちらも、明治維新の原動力となった・・・
三条実美公と、そのお父さんの三条実萬公の祀られた神社なのです
ザ・幕末めぐりです
三条実美公は、幕末、八・一八の政変の後、追放された尊王攘夷の急進派の公家・・・
七卿落ちのうちの一人です。
岩倉具視公に比べると、小説の中でのキャラクターは薄いんですが、
長州滞在が長く、司馬遼太郎の小説への登場回数が多いです。
この日、偶然にも、萩祭りをしていました
きれいだし、にぎやかでうれしいですね
梨木神社も、移設計画で?
この場所にマンション建てるとかいう話があるらしくて・・・保存の要望が出ているそうです。
うん、もったいないよね~
なかでは、日本舞踊の奉納をしてはって・・・
お子ちゃまたちが可愛い
梨木神社で欲しかった、土鈴をゲットして、帰りました。
萩ようかんというのも買ったけど、これは、丁稚ようかんでした。
700円は、ちょっと高いけど、
萩の絵の土鈴は、この時期らしくてほしかったです
お月見のタペストリーと一緒に、お店に飾ってます。