kebaneco日記

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限定品

2009年02月06日 | 折々の話題
仕事で霞ヶ関の日本郵政株式会社へ。終わってから一階ロビーにあるコンビニ(ローソンが入ってる)を覘いてみた。で、思い出した。

イギリスに住んでたときは、近所に日用品をあれこれ置いている個人経営のお店があり、店の奥に郵便サービスのカウンターがあった。当時はまだコンビニなんてない時代。しかも土日(特に日曜日)にお店を開けるのはキリスト教徒ではありえない頃だったから、たいていはインド人とかパキスタン人の移民の家族が経営してるようなお店だった。

そうなると当然そういう「地域のお店」で切手を買ったり・手紙を出したり・送金したりする。高齢者にとっても年金の受取とお買い物を一度にできるので、便利だったと思う。なので、わざわざ郵便局としての機能しか果たさず、開いている時間も官僚的な「ザ・郵便局」には、住んでいる間何回行ったか思い出せないくらいだ。

ひょっとしてテレビ税(かの地では税金なんです、あたしは公平ですっきりしていて好きですけど、督促状もらっても払わないと召喚状きます、へへ)を払わず呼びつけられた友達の付き添いをして、裁判所に行った回数のほうが多いかもしれない(苦笑)。

ローソンのお店は奥のほうに封筒・便箋・葉書その他郵便に関係するようなグッズがおいてあるコーナーがあった。霞ヶ関だからこれでも良いと思うけど、イギリスみたいに物販と郵政業務、どっちも収益源になるようなやりかたで、僻地の郵便事業が維持できる方法を考えて欲しいものだと思った。去年の今頃、日本郵政とローソンが、郵便サービスを提供する店舗を3年間で800店舗を目標に増やしていくといっていたけど、そうじゃなくて、不便な地域にある「地域の何でも屋さん」みたいなところが、郵政サービスを提供できるようにする参入ハードルを低くすればいいんじゃないのかなぁ?と思う。でもそれって特定郵便局という既得権益が壊せないから無理なんだろうか?

日本も民営化で「これから民間会社としてガンガン競争します」というやりかたではなく、不便な場所でのサービスの提供の仕方をもっと工夫する方向性を前面に打ち出してくれればいいのになぁ。

この葉書はそのローソンで売っていたもの。地域限定(霞ヶ関)と季節限定(雪だるま)。「限定」に目がくらんでヤツラの思う壺にずっぽりはまり買ってしまったので、これから実家と主人の実家にご機嫌伺いのお便りするつもり。

しかし、2400億円の巨費を投じて建設した「かんぽの宿」を109億円で一括売却しておきながら、この非定型の葉書に120円を要求する郵便局って、やっぱりユーザーのことまったく見てないなぁ~と思うkebaです。こんなとこからちびちび回収してるより、一個一個査定してそれなりの値段で売却したほうが、よっぽど効率的ではないでしょうかねぇ?

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4 コメント

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そういえば (keba)
2009-02-06 23:47:15
>まきろんさま
アメリカもそうだよね。
あんなのが便利よね、絶対、特に田舎は。

ところで、120円は切手代。葉書はもうちょっと高かったです。
メッセージ「元気ですか?」「お元気で」くらいしか書くスペースないのにぃ~(苦笑)
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同感です (keba)
2009-02-06 23:45:32
>ちらり~んさま
朝日どころか、日経も鳩山大臣のことボロクソでしたよ(笑)
いまや「できレースだった」とか平気で書いてて笑っちゃいます。
値段忘れたけど安く買ってすぐに高く売りつけた不動産会社あったでしょ?
あの会社のほうが論説委員のおっさんたちより、はるかに賢いってことですよね。
恥ずかしいわぁ~~
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私も・・・ (まきろん)
2009-02-06 23:26:52
限定に弱いので、
こんなかわいいはがきを見つけたら、嬉しくなっちゃう。1枚120円なんだ~。

私が10年前に住んでいたアメリカの西海岸も文房具屋とか雑貨屋さんの奥に郵便サービスのカウンターがありました。懐かしいなぁ。
私も本物の郵便局はムスメの出生届けをもらいに行った時だけ。向こうでは郵便局の管轄でした。
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朝日新聞の社説 (ちらり~ん)
2009-02-06 19:33:48
kebaさん、半月ほど前だったと思うけど「かんぽの宿」に関する朝日新聞の社説を読まれましたか?

『適正な入札により落札されたかんぽの宿に、総務省が今更横やりをいれるなんて・・・・・』

読んで「ハレ~ッ、朝日新聞っておかしくなったの?」と思いましたが、論説委員は上層部の人なんでしょうか?今現場の人は振り上げた刀の降ろしどころに困っていることでしょうね。
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