岩手と京都で夏休み 2日目

二日目は金田一温泉から田野畑へ移動の日。朝食の後バスで金田一温泉駅へ。小さな駅舎に職員さんが一人だけ、券売機もない小さな駅。まずは八戸までの切符を購入。

 

 

 

昔ながらの厚手の紙で作った切符、購入時にスタンプを押して渡してくれる

 

 

 

職員さんは一人だけ

 

コインロッカーもないので、待合室の隅に大きな荷物を置いて、電車が来るまでしばらく駅の周りを散策してみた。お土産でも買えるかな？と思ったけど、何もなくてびっくり。唯一あった手焼きの南部せんべいの製造販売所には「7月8月はお休みします」と張り紙があった。暑いもんね。

 

 

 

目時駅までがIGRいわて銀河鉄道の路線

 

 

その先は青い森鉄道が乗り入れしているためか、八戸行きの車両は青い森鉄道のものだった

 

 

 

山の間を縫って走る２両編成、元々は東北本線

 

 

八戸からは八戸線で久慈まで行く予定。でもその前に腹ごしらえ。主人も一度も食べたことのなかったせんべい汁なるものを二人で一つ頼み、一人ずつヒラメの漬け丼を頼んだ。せんべい汁は味のない南部せんべいを割って鍋に投入する、という素朴な郷土料理。ま、一度食べればいっかな（苦笑）。時間があったので、このあとドトールでコーヒーを飲んで一休み、その後八戸線で久慈まで移動。

 

 

八戸線に乗ってる時に、そんなに急いで宿のある駅まで移動するより久慈で少し観光していこうという話になり、ネットでその日に泊まるホテルの電話番号など調べていたら、最寄駅まで無料で送迎の車を出してくれることを（今頃）発見。車両の一番後ろに移動してホテルに電話、電車を一つ遅らせることを伝えて、迎えに来てもらえるか聞いてみた。伺いますよと返事が返ってきたので、安心して久慈で1時間半の観光を楽しむことにした。

 

 

駅のそばにある観光案内所で相談したら、タクシーを借り切れば1時間あたり1000円ほど料金を補助します、お買い物券も1時間あたり1000円つきますよ、という。どこに行けば効率よく1時間半が使えるかわからなかったので、手配してもらうことにした。

 

 

いくつかあった候補のうち、まず琥珀博物館に向かった

 

 

展示品自体は大したことなかったけど、子供達に採掘体験をさせているらしく、こないだも恐竜の化石のかけらが出たという記事が貼ってあった。主人に記念にペンダントトップを買ってもらい、意気揚々とタクシーに戻り、途中道の駅によってお土産を物色して駅まで戻ってきた。

 

いまでもあまちゃんは人気なのだろうか

 

 

久慈からは今回のハイライトの一つ、三陸鉄道リアス線に乗る。今日はここから途中の田野畑駅まで50分かけて行き一泊、明日はそこから終点の盛駅まで3時間半ほど乗り、その先の大船渡まで行くという、どれだけ三陸鉄道に乗りたいんだ〜状態（笑）。

 

 

 

というわけで、久慈駅

 

 

 

なぜだか牛が南部ハナマガリ鮭を抱っこしている

 

 

 

そしてなぜだかゴルゴ13列車

 

 

色々と謎はあるが、電車は動き出し、車窓に海が見えてきた

 

漁港ごとに駅があるって感じ

 

ラグビーボールとシャケの吊り革、カツラの木でできていると書いてあった

 

 

田野畑駅で待っててくれた迎えの車でホテルへ、窓の眺めは最高

 

夕食には早いので散歩に出かけた

 

 

明日もいい天気になりそうだね〜、海も静かで太平洋じゃないみたいだねぇ〜、でもあっちの方は雨が降ってない？などと話をしながら堤防の上を歩く。この後、海に面したお風呂に入り虹がかかってるのをみた。「綺麗ですね」と湯船で隣り合わせになった人にはなしかけると「本当にね」と返ってきた。お風呂から虹を見るなんて生まれて初めてだった。露天風呂に出ると白いお月様が青い空に浮いていて、明日もいい天気ですよと言ってるように見えた。