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昨日と今日の二日間は、「時間を無駄に使う拷問」にあってきた。
消防法第8条1項で定められた義務である、防火管理者を選任して消防計画を定めるってぇのを、新築竣工入居以来ず~っと果たせないでいた我がマンション。さすがにこの春、小石川消防署から「え~かげんにせ~よ、警告出すぞ」と言われてしまった。我がマンションとて、手をこまねいていたわけではない。告知して防火管理者に就任してくれる人を捜しはした、が、なしのつぶて。
その理由は、防火管理者なるものに就任するためには甲種防火管理講習という平日(!)2日間の講習を受けて、防火管理者としての資格を持っていないとだめだからである。善意で防火管理者になりますと手を挙げる=平日2日間続けて朝9時から午後5時までギブアップする、ってこと。そんなことのために仕事を2日も休みたいと思う人なんて、そうそういるわけではない。受講のための日当や就任に対する報酬を定めて告知して、誰か名乗り出てくれぇ~と待っていたが、朗報がもたらされないうちに「警告、その次は罰金」なんて話になった。しかたなく、副理事長のあたしが「8月には仕事がひと段落するので」と人身御供に。
昨日と今日、秋葉原にある施設で、公益財団法人 東京防災指導協会なる団体が行う防火・防災管理新規講習に出席した。予想していたけど、それを上回る酷さだった。この防災指導協会、正真正銘の天下り団体なのである。ホームページを見ると、理事長の東京都における最終肩書は東京消防庁消防総監、専務理事は東京消防庁総務部長。この二人の常勤役員の平均報酬支給額(平成20年度実績)は1,205万円。ちなみに理事がなんと20人もいる。くわえて監事2名、評議員10人という、役員だらけの組織。評議員の中にも東京都のなんとか部長だった人が2名いる。否応なしに買わされるテキスト代4,600円は彼らの懐に入るってわけだ。
は、さておき
とにかく驚いたのは、「議事進行の妨げになるので、質問は受け付けない」という冒頭の事務連絡。熱射病予防のため水分補給をと、テレビでうるさく言っているのに「飲食厳禁」。そして、くだらないことをやってると自ら認めているような(苦笑)、度重なる出欠確認。事業所の防火管理者になる人、ビルのオーナーで防火管理者になる人、大規模で防火・防災管理者を兼ねなきゃいけない人、うちみたいな小規模共同住宅の防火管理者候補者、出席の目的も、就任にあたって持つべき知識も全く違う総勢260人を、大胆にも一か所に集めて講習をやろうなんて、民間だったら誰もお金を払わないだろう。
さらには、講師は滑舌が悪いし、防火と防災という大切な違いをじゃんじゃん読み違えるし、開いて欲しいページ数を何度も言い間違えるし、そのくせ時間が来たら講義が途中でも「時間が来ましたから」。都の消防庁の退職者に仕事を与えるための講義であって、防火管理の専門家を作るための講義ではなかった。こんなことなら、テキストを買って自宅で勉強して、テストだけ受けに行って資格をもらうほうがよっぽど知識が頭にたまることであろう。
なぁ~んてことを思って過ごしたため、初日は「なんであたしがこんな無駄なことに時間を使わなきゃいけないのよ、仕事断ってまで~」と午前中は怒り心頭、午後は怒り疲れて睡眠学習(笑)。二日目は開き直ってこっそり携帯で仕事の連絡。えぇ、そりゃも~、最悪の受講生だったと思います。が、誰にも迷惑かけてないし、効果測定なる20問のテストも合格したし、片手間で聞いていても常識で答えれば回答できる内容に、2日間も時間つぶされて、無駄の極致。そもそも、この公益法人を名乗る天下り法人自体が無駄なんだけど。。。
2日間で何も新しい興味の持てることに接することがなかった、あたしの貴重な2日間を返せ!規制緩和をすると、商品やサービスの質が落ちて消費者のためにならないと役人は主張するけど、実は、規制緩和すると規制が求める資格取得のための講習会の講師の口という、ありがたい「老後」が消えるので困るんだ、と確信したkebaです。
消防法第8条1項で定められた義務である、防火管理者を選任して消防計画を定めるってぇのを、新築竣工入居以来ず~っと果たせないでいた我がマンション。さすがにこの春、小石川消防署から「え~かげんにせ~よ、警告出すぞ」と言われてしまった。我がマンションとて、手をこまねいていたわけではない。告知して防火管理者に就任してくれる人を捜しはした、が、なしのつぶて。
その理由は、防火管理者なるものに就任するためには甲種防火管理講習という平日(!)2日間の講習を受けて、防火管理者としての資格を持っていないとだめだからである。善意で防火管理者になりますと手を挙げる=平日2日間続けて朝9時から午後5時までギブアップする、ってこと。そんなことのために仕事を2日も休みたいと思う人なんて、そうそういるわけではない。受講のための日当や就任に対する報酬を定めて告知して、誰か名乗り出てくれぇ~と待っていたが、朗報がもたらされないうちに「警告、その次は罰金」なんて話になった。しかたなく、副理事長のあたしが「8月には仕事がひと段落するので」と人身御供に。
昨日と今日、秋葉原にある施設で、公益財団法人 東京防災指導協会なる団体が行う防火・防災管理新規講習に出席した。予想していたけど、それを上回る酷さだった。この防災指導協会、正真正銘の天下り団体なのである。ホームページを見ると、理事長の東京都における最終肩書は東京消防庁消防総監、専務理事は東京消防庁総務部長。この二人の常勤役員の平均報酬支給額(平成20年度実績)は1,205万円。ちなみに理事がなんと20人もいる。くわえて監事2名、評議員10人という、役員だらけの組織。評議員の中にも東京都のなんとか部長だった人が2名いる。否応なしに買わされるテキスト代4,600円は彼らの懐に入るってわけだ。
は、さておき
とにかく驚いたのは、「議事進行の妨げになるので、質問は受け付けない」という冒頭の事務連絡。熱射病予防のため水分補給をと、テレビでうるさく言っているのに「飲食厳禁」。そして、くだらないことをやってると自ら認めているような(苦笑)、度重なる出欠確認。事業所の防火管理者になる人、ビルのオーナーで防火管理者になる人、大規模で防火・防災管理者を兼ねなきゃいけない人、うちみたいな小規模共同住宅の防火管理者候補者、出席の目的も、就任にあたって持つべき知識も全く違う総勢260人を、大胆にも一か所に集めて講習をやろうなんて、民間だったら誰もお金を払わないだろう。
さらには、講師は滑舌が悪いし、防火と防災という大切な違いをじゃんじゃん読み違えるし、開いて欲しいページ数を何度も言い間違えるし、そのくせ時間が来たら講義が途中でも「時間が来ましたから」。都の消防庁の退職者に仕事を与えるための講義であって、防火管理の専門家を作るための講義ではなかった。こんなことなら、テキストを買って自宅で勉強して、テストだけ受けに行って資格をもらうほうがよっぽど知識が頭にたまることであろう。
なぁ~んてことを思って過ごしたため、初日は「なんであたしがこんな無駄なことに時間を使わなきゃいけないのよ、仕事断ってまで~」と午前中は怒り心頭、午後は怒り疲れて睡眠学習(笑)。二日目は開き直ってこっそり携帯で仕事の連絡。えぇ、そりゃも~、最悪の受講生だったと思います。が、誰にも迷惑かけてないし、効果測定なる20問のテストも合格したし、片手間で聞いていても常識で答えれば回答できる内容に、2日間も時間つぶされて、無駄の極致。そもそも、この公益法人を名乗る天下り法人自体が無駄なんだけど。。。
2日間で何も新しい興味の持てることに接することがなかった、あたしの貴重な2日間を返せ!規制緩和をすると、商品やサービスの質が落ちて消費者のためにならないと役人は主張するけど、実は、規制緩和すると規制が求める資格取得のための講習会の講師の口という、ありがたい「老後」が消えるので困るんだ、と確信したkebaです。
どこの受講会も似たり寄ったりのひどさなのですね。。。
>「時間を無駄に使う拷問」
まさにその通りです!!
講習会場はスライドを使うとかで暗幕がひかれていて換気も悪くひどい環境でしたぁ。。。
こんな無駄な講習会もう二度と嫌だと思っています。
そうでしたか、あたしたち「被害者同盟」作れますね(笑)
換気は問題なかったのですが、エアコンがガンガンに効いていて、環境にも体にも悪かったですぅ~
>激しい怒りの度合いが伺われます(笑)
うふふ、わかった?
お金で済むことなら、どこかで取り返せると思うのですが、
時間を無駄に使わされるのは、取り返せないので、怒ります、あたし。
宮崎では、何故かすぐ満員になる講習です。
うちの管理組合には有資格者がいたので、理事長の私が講習を
受けなくて済んでいるのですが、いずれ必要になるでしょう(泣)
大体この手の講習は、○○協会、××管理センターとかの
天下り団体に税金及び講習料を吸い上げさせるために存在するものです。
私なんか電気工事士、消防設備士など多数の資格を有するため
数年毎の講習費用、講習時間がバカになりません。
聞いても無駄な事が多いので、いつも小説を持って行って読んでいますよ。
講習後、試験が行われますが、出る項目を言うのでそこだけマークして終わりです。
こういった制度も、自民政権の間にどんどん進行・悪化してきたわけで
政権交代に期待したところでしたが・・・
国民第一の政治家がトップに座る事を祈念しています。
免許の更新の時も同様ですよね。
お上が持つ許認可特権に群がる天下りを一掃するだけで、
規制順守コストが下がり、日本企業の国際競争力強化に貢献すると思いますけどね。
官僚支配から脱却するには、やっぱりあと数年待たなければ、でしょうか・・・
自分の社会における価値を、常に比較され立証しなければいけない生活とは
全く無縁の人たちが、単にお上だってだけで
新興国を含めて熾烈な競争をしている民間企業に
こんな無駄を強いるなんて、激しく時代錯誤です。
おっしゃる通り受講料というか証明書発行料は払うけど
ネット講習はオプションに加えて欲しいです、最低でも。
そもそも自分たちが週末休みたいために
平日しか講習会を開かないなんてナシ、なんだこりゃ~、です。
講師の皆さんが人生を無駄に過ごすのは勝手だけど、
それに巻き込まないで欲しいっすよ、ったく。
あ”~、5年も前のことなのに怒りが(苦笑)