京急の最寄り駅からバスで観音崎まで、そこから徒歩5分のところに美術館がある。途中振り向いて灯台をパチリ。
あっという間にお目当ての横須賀美術館に到着。広く窓をとった部分はレストラン、アクアパッツァの日高シェフが総料理長を務めるアクアマーレ。
美術館の前のスロープは芝生で、ワンコを散歩させてる人がいた。海に向かって必ずしも美術館を使うわけじゃない人たちが使える空間を広くとってあって、良い設計コンセプトだなと思った。
お目当ての運慶作の仏像の皆さん
5体とも横須賀市内の浄楽寺が所有する。12ー13世紀の三浦半島で権勢を誇った三浦一族は、ゆかりの寺を多く建立しそこに一流の仏師の仏像を安置した。運慶の系統の名もない仏師が作った仏像も何点か展示されていた。その中の一体、滝見観音が美しくて、今回一番印象深かった。おまけに似たスタイルの観音像が京都の泉涌寺にもあるというので、また京都に行く口実ができたのであった。
併設されて谷内六郎館もあったけど、今回はスタートが遅かったのでパス。主人が横須賀に来たら軍港が見たいっていうので(苦笑)、今度はバスで横須賀駅まで移動。あたしは以前横須賀方面総監部に仕事で行ったことがあって、改札を出たらどど〜んと軍港だった記憶がある。記憶は正しかった(笑)。
横須賀造兵廠跡が、その建設のために雇われたお抱え外国人技師のヴェルニーの名を冠した公園になっており
海軍番兵塔正門門柱
左側が海自の横須賀地方総監部
右手は米軍横須賀基地
ドローン飛ばしちゃだめよ、釣りはあかん、という標識などがあったけど、ボードウォークになっててベンチもたくさん設置してあって、こうやって基地を日常生活に溶け込ませようとしてる感じでちょっと怖いと感じた。
というわけで、日曜日の大人の遠足の記録であった。
大阪神戸間みたいに近いのだと思っていたけど遠いのですね。
でも行ったかいのある美術館ですね。
横須賀、そういう町なんですね。
ここは、朝井閑右衛門の作品と谷内六郎の週刊新潮表紙絵をたくさん収蔵しています。