英国の保守党の党首選挙、先日下院議員による5回目の投票が行われた。上位2名で党員全員が投票する決選投票が進行中で、5日に結果が判明する予定。保守党が政権与党なので、その人が自動的に英国首相となる。
残ったのは、ジョンソン政権の閣僚として最初に辞任して、他の閣僚・党の要職者が雪崩を打って辞任したきっかけを作ったリシ・スナーク前財務大臣(この間ずっとリードしてきた;今回も137票を獲得し1位;写真中央)と、リズ・トラス外務大臣(113票で2位;写真左)の決選投票になってる。
党首選で一時期有力候補とされていた、ペニー・モーダント前国防大臣がバーミーズを4匹飼ってることが話題になって「ラリー大丈夫か?」という記事まで出た首相官邸のネズミ捕獲隊長のラリーも、その写真が右側に載ってる。こういうポスターをロンドンのDontPanicという広告代理店が作り、Larry4Leader(ラリーを党首に)キャンペーンと称していろんなところに貼ってるらしい。自由だね〜(ちなみにポスターは、選べたら誰にする?ラリーを党首に、と書いてある)
ちなみにペニー・モーダント候補は、4回目には2位だったけど5回目投票で3位に沈んだ。以前「(モーダント候補が党首になったら)4匹の子分ができるってことさ」とツイートしてたラリーは、この結果にちょっとは安心してるかな?トラス外務大臣がBBCのインタビューをドタキャンしたというニュースに「新しい住人(=首相)はチキンになりそうだ、おいしそ〜」などと余裕のツイートしてたりする。
まぁボリス・ジョンソンみたいな人が首相になるのもどうかと思うけど、彼に引導を渡す政治家が何十人もいたという英国と、旧統一教会問題で接点があったかどうか・金銭関係があったかどうか程度に矮小化して、政策にどの程度影響があったかまでは一切踏み込もうとしない我が国。どっちも病んでると思うけど、うちのほうが重症だよね。関心を失ったら有権者の負けっていう気がする。ラリーのポスターはそういうこと、そっちも激しくうらやましい。
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