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昨日の移動のお供は、50歳で若年性アルツハイマーと診断された、認知心理学者で言語学の世界的権威のハーバード大学教授とその家族を描いたフィクション、Still Alice(ジュリアン・ムーア主演で映画化され2014年公開、邦題「アリスのままで」の原作)。
認知症患者の視点からの小説は、あたしが認知症の参考書にしている本の「認知症の人の世界」の章をさらに鮮明に描いたように感じる部分があり、引き込まれるように一気に読んだ。帰りの機内の途中で読み終えたので、足元に置いていたバッグに入れたら、隣に座っていたカナダ人の夫婦から「英語がしゃべれるのか」と話しかけられた。
夫婦で窓の外を眺めながら二人で話していて、あたしのことなんか全く気に留めていないと思いきや、読んでいた本のタイトルまでしっかり確認してて(苦笑)びっくりしつつ、着陸前のひと時雑談。
二人の孫に会いに行った帰りで、これから羽田でバンクーバー行きに乗り継ぐというその夫婦にも認知症の父がいて、「認知症以外には何も問題がないだけに残酷だ」という。あたしが「認知症に母を人質に取られた気分だ」というと、二人とも大きく頷いた。
先月、イーライリリーとアストラゼネカのアミロイドベータ値を下げる薬の治験が、第2相から第3相まで継ぎ目なく行われるというニュースを見た。たまたま隣に座った人にも認知症の家族がいるくらい、製薬会社にとっては「巨大市場」なはず。研究開発、頑張ってくれ~
認知症患者の視点からの小説は、あたしが認知症の参考書にしている本の「認知症の人の世界」の章をさらに鮮明に描いたように感じる部分があり、引き込まれるように一気に読んだ。帰りの機内の途中で読み終えたので、足元に置いていたバッグに入れたら、隣に座っていたカナダ人の夫婦から「英語がしゃべれるのか」と話しかけられた。
夫婦で窓の外を眺めながら二人で話していて、あたしのことなんか全く気に留めていないと思いきや、読んでいた本のタイトルまでしっかり確認してて(苦笑)びっくりしつつ、着陸前のひと時雑談。
二人の孫に会いに行った帰りで、これから羽田でバンクーバー行きに乗り継ぐというその夫婦にも認知症の父がいて、「認知症以外には何も問題がないだけに残酷だ」という。あたしが「認知症に母を人質に取られた気分だ」というと、二人とも大きく頷いた。
先月、イーライリリーとアストラゼネカのアミロイドベータ値を下げる薬の治験が、第2相から第3相まで継ぎ目なく行われるというニュースを見た。たまたま隣に座った人にも認知症の家族がいるくらい、製薬会社にとっては「巨大市場」なはず。研究開発、頑張ってくれ~
認知症について、知った初めだと
そのころは、痴呆症って名前でしたね。
認知症だからって、何も考えないわけではなく、
初期の頃のハハ(姑)は、懸命に戦っていたのだと
今、振り返ると思います。
自身も自分の行動に不安を持っていたように思います。
言ってくれたら、って、思います。遅いけど、、、
息子たちに、変だと思ったら言って、って言ってますが、
自分でも気がつくのじゃないかと、ただ認める勇気が、、
持たなきゃね。
薬の開発が進むこと
社会が認知症を受け入れること
3点セット、かな~
でも、どれも難しい。。。
でも意識して頑張るしかないっすよね
ほんとうに どうしたらいいのでしょうね。
母方の祖父も 晩年 認知症でした。
祖父は 認知症を発症する少し前 本屋さんで 「恍惚のひと」を買って読み
嫁(義叔母)にも 読むように 勧めたそうです。
そののちに だんだん 本の通りになっていく舅を見て
叔母は これも何かもおぼしめし と思ったそうで
うまく対処して 最後まで看取ってくれました。
認知症という言葉も 介護保険もない時代のことです。
いま 認知症の人が増大し 対処法も研究されていても
心の問題は難しいです。
本人ももちろん大変だけど 回りの家族の心もねえ。
そもそも原作ではハーバード大学教授という設定なのに
映画ではコロンビア大学教授に変わっていて
ボストンとニューヨークでは景色も雰囲気も全く違うのになぜ?
それらも認知症という病気と関係があるのかな?と思わされます。
認知症の家族に対するサポート、とても大事だと思う今日この頃